車輪のアーチ部分にもぐりこみ、16キロに及ぶ長旅を経た密航者にしては、そのコアラは幸いにも、すり傷のみで済んだ。

 四輪駆動車の運転手は9月9日、オーストラリア・アデレードのはずれにある目的地に到着するまで、もうひとりの乗客(コアラ)がいたことに気づかず、そこで初めて異常な鳴き声を聞いた。

 車輪のアーチ部分にいるコアラを見て、運転手はすぐに動物救助隊員を呼んだ。彼らは車輪を外し、おびえたその動物をようやく救い出した。

 コアラは軽傷を負っており、油まみれだった。体を洗ってもらい、獣医による手当てを1週間受けた後の9月16日、森林に帰された。