米航空宇宙局(NASA) のカッシーニ探査機は9月15日、20年にわたる見事な旅を終え、その宇宙での栄光を象徴する最後の宿命的な炎を放ちながら、土星の上空で分解した。

 NASAはこの探査機による地球への最後の科学的な貢献となる電波信号が突然途絶えたことで、予定していたカッシーニの最期を確認した。

 カッシーニは1997年に地球を旅立ち、太陽から数えて6番目の惑星に2004年に到着した。

 土星の軌道に乗った唯一の探査機として、カッシーニは我々に土星とそれを囲む輪や衛星を、壮大な姿で間近に伝えてくれた。最も興味をかきたてる成果をあげるなら、衛星のエンケラドスやタイタンに海のような世界があることを明らかにし、生命体を宿す可能性を示したことだ。