火星での新しい発見により、この赤い惑星に何らかの生命が存在したか、あるいは現在もするかどうかという問題に進展がもたらされている。

 科学者たちは6月7日、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機キュリオシティが、火星の古代の湖底で生命の可能性がある構成要素を見つけた、と発表した。手がかりは以前にも発見されていたが、今回は今までで最良の証拠だ。

 火星のゲールクレーター内部の35億年前の岩盤に保存されていた有機物の分子は、生命につながる環境を示唆している。このことで、かつては火星に微生物が生息し、今もいるかもしれないという可能性を残している。

 キュリオシティは、火星の大気の中のメタンが季節によって著しく増加することを確認した。地球の大気のメタンのほとんどは、動植物由来である。