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「リヒテンシュタイン展」「エル・グレコ展」「ルオー展」など11月7日号

2012年11月8日12時44分

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写真【リヒテンシュタイン展】フリードリヒ・フォン・アメリング「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像」(1836年)  ©LIECHTENSTEIN.The Princely Collections,Vaduz―Vienna写真【エル・グレコ展】大阪で開幕したエル・グレコ展。巨大な祭壇画「無原罪のお宿り」に圧倒される=大阪市北区の国立国際美術館、筋野健太撮影写真【加賀赤絵展】小野窯「赤絵金彩 人物花卉文三段重」鶏声磯ケ谷美術館蔵写真【METライブビューイング】アンナ・ネトレプコ主演のドニゼッティ「愛の妙薬」 ©Nick Heavican/Metropolitan Opera図表【METライブビューイング】2012〜13シーズンスケジュール写真【北のカナリアたち】中央は吉永小百合。右から小池栄子、満島ひかり、森山未來、松田龍平、宮崎あおい、勝地涼

■天使のようなまどろみ「リヒテンシュタイン展」

 東京・六本木の国立新美術館で開催中の「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展で、ルーベンスの大作など数々の名画が並ぶなか、最後に観客を待ち受けるのは、フリードリヒ・フォン・アメリング作の「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像」(1836年)だ。縦33センチ、横27センチほどの小ぶりな作品を前に思わず「かわいい」とつぶやく人も。幼女のまどろみの中に観客が引き込まれている。

 アメリングは当時を代表する肖像画家で、リヒテンシュタイン侯爵アロイス2世に依頼され、彼の4人の子どもたちの肖像画を描いている。中でも本作は傑作の呼び声が高い。上からのぞき込むような構図のもと、金髪の巻き毛、赤みが差した頬、白い寝間着が自由なタッチでかき分けられている。光の微妙な描写が、穏やかに眠る愛らしい雰囲気を盛りあげる。

 本作は、肖像画や風景画、静物画を集めたビーダーマイヤー様式のコーナーに展示されている。19世紀前半の中欧で人気のあった様式で、保守的な時代に、絵画では身近な風景や人物の美に価値を見いだそうとした小市民的な作風を指す。アロイス2世は地元オーストリア・ウィーンのビーダーマイヤー様式の画家たちを積極的に支援した。

 その結果、リヒテンシュタイン侯爵家コレクションにおいてビーダーマイヤーの絵画はバロックに次ぐ第2の柱となった。本展には日本初公開となるそれら代表作の数々が並ぶ。会期は12月23日まで。

■鮮明な色彩 躍動的な祭壇画「エル・グレコ展」

 スペイン三大画家の一人に数えられる巨匠、エル・グレコの回顧展が、来年1月からの東京での開幕に先立ち、大阪市北区の国立国際美術館で開催中だ。

 国内最大規模で、25年ぶりの本格的な個展となる。会場内には世界中から集められた油彩画やテンペラ画の傑作51点が、肖像画、宗教画などテーマごとに展示され、画業の全容をたどることができる。

 大作が並ぶ会場の中でひときわ目を引くのが「無原罪のお宿り」。高さ約3.5メートルに及ぶ最晩年の巨大な祭壇画だ。縦に引き伸ばされたようなエル・グレコ独特の人物表現と鮮明な色彩で、描かれた像が今にも動き出しそうな印象を与え、多くの人が足を止め見入っている。

 大阪展は12月24日まで。来年1月19日から4月7日まで、東京・上野の東京都美術館で開かれる。東京展の前売り券を販売中。一般1300円(当日1600円)など。詳しくは公式サイト(http://www.el−greco.jp/)またはハローダイヤル(03・5777・8600)へ。

■道化師の勇気と苦悩と「ルオー展」

 ルオーが生涯描いたサーカスの絵画や版画約90点を紹介する「ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展」が、東京都港区のパナソニック汐留ミュージアムで開かれている。

 日本初公開の「傷ついた道化師」(1929〜39年、縦1.52メートル、横1.05メートル)は、ルオーには珍しく、見上げるほど大きな作品。タペストリーの下絵として描かれた。サーカスの上演中にけがをした道化師が、月夜に家族に寄り添われ歩く姿を描く。道化師の裏にある苦悩と、立ち向かう勇気を表現する。

 ルオーが実際に見たサーカスのポスターや新聞、映像、写真など当時のパリの様子がわかる資料も公開。12月16日まで。

■魅惑の赤 名品150件「加賀赤絵展」

 九谷焼の赤絵陶磁器を系統的に紹介する「加賀赤絵展」が8日から東京・日本橋高島屋で開かれる。

 加賀藩(主に現在の石川県)は京都から陶工・青木木米を呼び寄せ、1807年に春日山窯を開いた。江戸開幕から200余年、文化の円熟とともに陶磁器が大量に消費されるようになり、藩内生産を目指したためだ。中国陶磁器の写しから始まった加賀赤絵は、次第に細描化し、器を絵や小紋で埋め尽くすという独自の発展を遂げる。

 本展では、加賀藩が手本にした中国・明代の「万暦赤絵 五彩大花瓶」や呉須赤絵の大皿から、再興九谷諸窯の春日山窯、若杉窯などの名品約150件を展示。明治時代に輸出されたジャパン・クタニを現代の漆やガラス器と組み合わせたテーブルコーディネートも楽しめる。26日まで。 

■最新オペラ、映画館で楽しむ「METライブビューイング」

 オペラの殿堂、米国・ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演された最新オペラを映画館で鑑賞する「METライブビューイング」の新シリーズを全国16館で上映中だ。

 人気ソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコ主演の、ドニゼッティ「愛の妙薬」に始まり、来年、生誕200年を迎えるベルディの「オテロ」「アイーダ」など4作品を含む全?作品を、日本語字幕付きで順次上映する。バックステージや歌手のインタビューなどの特典映像も楽しめる。

 入場料は各3500円(「トロイアの人々」「パルシファル」は5千円)。

■感動のサスペンス 「北のカナリアたち」

 湊かなえの小説「往復書簡」を原案として、吉永小百合を主演に迎えて映画化したサスペンス大作「北のカナリアたち」が全国で公開中だ。

 小学生6人が学ぶ北海道の離島の分校教師、川島はるは、衝撃的な事故により島を追われる。20年後、東京で暮らすはるは、教え子の一人が殺人事件を起こしたことを知る。真相を突き止めるため北海道へ向かい、教え子たち一人ひとりと再会する。

 成人した6人には、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平と若手の演技派が顔をそろえた。「6人の教え子たちと信じられないような一体感があった」と吉永が語るクライマックスシーンに向かって、殺人事件だけでなく、20年前の事故の真相も明らかになっていき、深い感動が訪れる。監督は阪本順治、撮影は木村大作。

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