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フランス・パリにある国立クリュニー中世美術館の至宝「貴婦人と一角獣」は、西暦1500年頃に制作されたと言われる6面1組のタペストリー(つづれ織り)です。
鮮やかな赤い千花文様を背景に、若い貴婦人と一角獣が獅子や猿、オレンジやバラなどの動植物とともに繊細に表されています。それぞれが約3〜4メートル四方の大きさで、合わせると全長22メートルにもなる大作です。うち5面は「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表すとされますが、最後の1面「我が唯一の望み」の意味については、「第六感」「心」「知性」「精神」という説や、題名にもなっている中央の天幕にある銘文から「愛」や「結婚」ではないか、という説も。何通りかの解釈が可能で、いまだに謎につつまれています。
本作がフランス国外に貸し出されるのは1974年のアメリカ以来であり、日本では本展覧会が初公開です。展覧会では「貴婦人と一角獣」に関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなど約40点を通して、描かれているモチーフや、それぞれが持つ意味などを読み解きます。また、今回の展覧会のために制作された高精細のデジタル映像で、肉眼で確認することが難しい細部までを大型画面で楽しむことができます。中世ヨーロッパに花開いた華麗で典雅な美の世界を堪能する、貴重な機会です。
■「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣」展
■会期:2013年7月27日(土)〜10月20日(日)
■会場:国立国際美術館(大阪・中之島)
■開館時間:午前10時〜午後5時(金曜日は午後7時まで) 入場は閉館の30分前まで
■休館日:月曜日(ただし8月12日(月)、9月16日(月)、9月23日(月)、10月14日(月)は開館。9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)は休館)
■お問い合わせ:国立国際美術館(06・6447・4680)
■観覧料(税込):一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生600円(500円/400円) ( )内は前売り/20名以上の団体料金
▽関連イベント
【記念講演会】
・7月27日(土)14:00〜
「クリュニー美術館と《貴婦人と一角獣》」
エリザベット・タビュレ=ドゥラエ氏(フランス国立クリュニー中世美術館長)
逐次通訳付き
・9月14日(土)14:00〜
「《貴婦人と一角獣》のタピスリーを読み解く」
木俣元一氏(名古屋大学大学院文学研究科教授)
※会場はいずれも国立国際美術館地下1階講堂
※いずれも定員130名。当日10:00から整理券を配布
※聴講無料。要本展観覧券
【ギャラリートーク】
8月24日(土)、10月5日(土)いずれも14:00〜
講師:橋本梓・国立国際美術館研究員
会場:国立国際美術館地下3階展示室
※先着90名、無料。要本展観覧券。13:30から聴講用ワイヤレス受信機を貸し出し
主催:国立国際美術館、フランス国立クリュニー中世美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿、朝日新聞社
後援:外務省、フランス大使館
協賛:凸版印刷、日本興亜損害保険、三井物産
協力:エールフランス航空 、ダイキン工業現代美術振興財団