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「世界報道写真展」は、1955年にオランダのアムステルダムで世界報道写真財団が発足して以来、世界各地を巡回する世界最大規模の写真展です。ドキュメンタリー写真、フォトジャーナリズムの作品を対象にして、毎年、同地で開催される「世界報道写真コンテスト」の入賞作品約160点を展示します。第56回となる今年の写真展は、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど約45の国と地域で開催され、会場数は約100会場に上ります。
1992年から朝日新聞社が日本国内で主催する本展は今年も東京、大阪、京都、滋賀、大分の各会場を巡回する予定です。
今年の世界報道写真大賞には、スウェーデンの新聞社に勤める写真家のポール・ハンセン氏がパレスチナ自治区ガザで撮影した1枚が選ばれました。イスラエルのミサイル攻撃によって死亡した2人のこどもと父親を抱きかかえた親族の男性たちが、絵画的な光線の中で葬儀場となるモスクに向かって歩みを進める様子を捉えています。罪のない子どもの死と人々の顔に浮かぶ深い悲しみと大きな怒りが不条理な現実を余すところなく見る者に伝える作品となっています。
コンテストでは、今年から入賞部門の一部が変更となりました。昨年までは「ポートレート」だった部門が被写体の環境をありのままに写した「観察肖像」と無地の背景でポーズをとって撮影された「演出肖像」の2つに大別されたほか、「スポーツ」の部門も被写体が躍動する「アクション」と写真家の着眼点を生かした「フィーチャー」に分けられています。
東日本大震災後の東北を撮影したダニエル・ベレフラク氏も入賞を果たしました。世界とのつながりの中で、日本を含む各地の出来事を一望する写真展をこの機会に是非ご覧ください。
東京都写真美術館の会期は8月4日まで。
東京会場では、初の試みとして音声ガイドを導入しました(約20分、税込み500円)。受賞した写真家たちに独自取材を行い、それに基づいて構成した内容で、聞き応えは十分。ここでしか聞けない、撮影時の状況や被写体への感情などをお聞き逃しなく!
■名称 世界報道写真展2013
■会期 2013年6月8日(土)〜8月4日(日)
■会場 東京都写真美術館(東京・恵比寿ガーデンプレイス内)
■休館日 毎週月曜日(ただし7月15日は開館、翌16日は休館)
■開館時間 午前10時〜午後6時(木・金は午後8時まで)
■観覧料 一般700円、学生600円、中高生・65歳以上400円
■問い合わせ先 東京都写真美術館 03・3280・0099
■公式サイト http://www.asahi.com/event/wpph/
■巡回のお知らせ 世界報道写真展はこの後、以下の日程で全国に巡回します。
6月8日(土)〜8月4日(日) 東京都写真美術館(東京・恵比寿)
8月6日(火)〜8月15日(木) 大阪・ハービスHALL(梅田)
9月18日(水)〜10月13日(日) 京都・立命館大学 国際平和ミュージアム
10月15日(火)〜10月31日(木)滋賀県草津市・立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
11月3日(日)〜11月17日(日) 大分県別府市・立命館アジア太平洋大学
主催 世界報道写真財団、朝日新聞社、阪神電気鉄道(大阪)、立命館大学国際平和ミュージアム(京都、滋賀、大分)、立命館アジア太平洋大学(大分)
共催 東京都写真美術館
後援 オランダ王国大使館、公益社団法人日本写真協会、公益社団法人日本写真家協会
協賛 キヤノンマーケティングジャパン株式会社