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西洋美術史に残る数々の風景画の傑作を生み出し、英国最高の巨匠と称されるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775−1851)の待望の大回顧展です。世界最大のターナーコレクションを誇り英国三大美術館に数えられるロンドン・テート美術館から油彩画の名品30点以上に加え、水彩画・スケッチブックなど計約110点を展示します。
ターナーは英・ロンドンのコヴェント・ガーデンに生まれました。産業革命後のイギリスは、裕福な人々の間で旅行が流行っており、名所を描いた絵が人気を博していました。10代のターナーも英国各地の名所旧跡をまわり、「絵になる風景」の水彩画を描いて収入を得ていました。
20代になると、ターナーは油彩画にも着手し始め、26歳のときには、当時最年少で英国美術界の最高権威であるロイヤル・アカデミーの正会員に選ばれます。美術界で確固たる地位を築いた後も、ターナーは独自の風景表現を追求し続けました。荒ぶる海や峻厳な山脈など、人知を超えた大自然への畏怖を風景として描き出したり、40代でイタリアへ旅した際には、過去の画家たちの絵画技法に独自の風景表現を加えた作品を生み出したりしました。
様々な風景画を描いたターナーが50歳を超えてたどり着いた最大のテーマは、光や大気をカンヴァスに描き出すことでした。鮮やかな色彩とまばゆい光で、すべてのものが溶け込んでいくかのような画風は、晩年になるほど顕著になります。そのあまりに先鋭的な表現は、発表当時は批判の対象となっていたそうです。しかし、現在では数ある作品の中でも、この時期のものがもっとも評価が高く、モネなど後のフランス印象派画家たちにも大きな影響を与えたと考えられています。
5月27日には東京千代田区の在日英国大使館で、本展の記者発表会が開かれました。ティム・ヒッチンズ駐日英国大使が登壇し、「ターナー作品は、現代においても我々を引きつけ、新鮮な目で世界を見る方法を教えてくれる」と魅力を語りました。
7月1日からは、帝国ホテルのアフタヌーンティーが当たる特別先行ペア券が発売されます。詳しくは公式ページのチケット情報(http://www.turner2013−14.jp/ticket/)をご覧ください。
■ターナー展
■会期:2013年10月8日(火)〜12月18日(水)
■会場:東京都美術館 企画展示室
■開館時間:午前9時30分〜午後17時30分(金曜日は午後8時) 入室は閉室の30分前
■休室日:月曜日(ただし10月14日、11月4日、12月6日は開室、10月15日、11月5日は休室)
■入場料:一般1600円(前売り1300円)、学生1300円(同1100円)、高校生800円(600円)など。帝国ホテルのアフタヌーンティーが当たる特別先行前売り券などの情報は公式サイトへ。
■公式サイト:http://www.turner2013−14.jp/
■問い合わせ:03・5777・8600(ハローダイヤル)
■巡回展のお知らせ:神戸市立博物館 2014年1月11日(土)〜4月6日(日)
主催:東京都美術館、テート美術館、朝日新聞社、TBS
後援:在日英国商業会議所、ラスキン文庫
協賛:花王、損保ジャパン、凸版印刷、竹中工務店、みずほ銀行、JR東日本
特別協力:ブリティッシュ・カウンシル