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『名もなきアフリカの地で』 1 『名もなきアフリカの地で』 Nirgendwo in Afrika
(2001年/141分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ)
監督:カロリーネ・リンク監督

ドイツ映画としては24年ぶりにアカデミー賞最優秀外国映画賞に輝いたこの作品は、ナチのドイツを逃れてケニアの農園に渡ったユダヤ人弁護士と妻子が、たいへんな苦労に耐えて現地での生活にとけこみ、ついにはアフリカこそが自らの故郷だと感じるようになるまでを繊細かつ豪快に描いたものである。現在のドイツを代表する女性監督カロリーネ・リンクによる、ドイツ映画という枠をはるかに越えた大きなスケールをもった、見る者の心を揺さぶらずにいない傑作。
上映日:2005年6月9日(木)10:30

『トンネル』 2 『トンネル』 Der Tunnel
(2001年/167分/配給:アルシネテラン)
監督:ローランド・ズゾ・リヒター

1961年、東西ドイツを分断する<壁>が築かれ、人々の絆も残酷に断ち切られた。<壁>を越えて西へ脱出する試みは数多くおこなわれたが、国境の下を通るトンネルを掘って多くの東独市民の救出に成功した実話を映画化したのが、この作品である。情報を収集し、周到に計画を立て、人手を集め、トンネルを掘るという作業の辛さ、東独秘密警察への恐怖、そして脱出当日の緊張と成功後の喜びを、監督ズゾ・リヒターは緻密に描き出した。実話だけがもつ説得力に支えられた感動的な物語。
上映日:2005年6月10日(金)10:00

『マーサの幸せレシピ』 3 『マーサの幸せレシピ』 Bella Martha
(2001年/109分/配給:東芝エンタテインメント)
監督:サンドラ・ネットルベック

一流レストランのシェフをつとめる独身女性が、急死した姉の幼い娘と暮らすことになり、それをきっかけとして仕事にすべてを賭けてきた人生を見直すようになる。セカンド・シェフとして雇われたイタリア人コック、マリオも彼女の世の中に対する見方を変えてくれる。そんな心身の変化のプロセスを、女性監督ネットルベックはきめ細やかに、説得力豊かに描いて愛すべき作品に仕上げた。アメリカでも大ヒットを記録し、主演のマルティナ・ゲーデックはドイツ映画賞主演女優賞を受けた。
上映日:2005年6月8日(水)10:30

『グッバイ、レーニン!』 4 『グッバイ、レーニン!』 Good Bye, Lenin!
(2003年/121分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ)
監督:ヴォルフガング・ベッカー

東西ドイツを隔てていた<壁>が崩壊し、東に住むぼくたちは歓喜のうちに新しい社会に順応しようとしていた。そんなとき、長く昏睡状態に陥っていた母が意識を取り戻した。彼女にショックを与えないように、ぼくたちは<再統一>がなかったように振る舞わねばならない……。あらゆる観客を爆笑と涙と感動に誘う、近年のドイツ映画を名実共に代表する一本。ドイツ映画賞金賞、ヨーロッパ映画賞をはじめ数え切れないほどの賞に輝く。主演のダニエル・ブリュールはこの1本で世界に躍り出た。
上映日:2005年6月6日(月)10:30

『飛ぶ教室』 5 『飛ぶ教室』 Das fliegende Klassenzimmer
(2003年/114分/配給:メディア・スーツ)
トミー・ヴィガント監督

ドイツの国民的作家、エーリヒ・ケストナーが1933年に発表した名作の三度目の映画化。どの学校にもなじめずに転向を繰り返してきた繊細な少年ヨナタンが、ライプツィヒの学校で真の友人たちと出会う。少年期特有の喜びと不安定さ、友情の甘美さ、<大人になること>をめぐる希望とほろ苦い感覚をたくみに表現した、子供も「かつて子供だった人々」も楽しめる良質な作品。文学作品の舞台を現代に置き換えて映画化することは難しいものだが、この映画はその見事な成功例である。
上映日:2005年6月7日(火)10:30
『青い棘』 6 『青い棘』 Was nützt die Liebe in Gedanken
(2003年/90分/配給:アルバトロス・フィルム)
監督:アヒム・フォン・ボリエス

1927年ベルリンで起こった「シュテークリッツ校の悲劇」事件を下敷きとする物語。大富豪の息子ギュンターと親友パウルは、「一番美しい瞬間に世を去る」「死ぬべき理由は愛のみ」を理想として掲げる。ある週末、ギュンターの父の別荘でパーティーが開かれ、アブサンによる陶酔と幻覚のうちに悲劇の幕が切って落とされる……。すべては痛々しいまでに美しい。光と影をたくみに活用し、端正で官能的な映像のうちに人生の意味を問いかける。ダニエル・ブリュール主演。
今秋、Bunkamuraル・シネマにて公開。
★日本未公開
上映日:2005年6月4日(土)15:00

『愛より速く』 7 『愛より速く』 Gegen die Wand
(2004年/121分/配給:エレファント・ピクチャー)
監督:ファティ・アキン

心に空虚を抱えたハンブルク在住のトルコ人男女が「偽装結婚」し、愛し合い、傷つけ合うさまを繊細に、ときに荒々しく描いたこのショッキングな作品が、ベルリン映画祭金熊賞、ヨーロッパ映画賞作品賞・監督賞、ドイツ映画賞等の多くの栄冠に輝いたのは当然だっただろう。ドイツ映画文化へのトルコ人二世の進出もめざましい現在、そのリーダー格として君臨するのが、独自の美意識で<ドイツと外国人>というテーマに切り込んできた、まだ32歳の監督ファティ・アキンだ。今秋公開。
★日本未公開
上映日:2005年6月12日(日)17:20

『ヒトラー〜最期の12日間〜』 8 『ヒトラー〜最期の12日間〜』 Der Untergang
(2004年/155分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ)
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル

ヒトラーの最後の個人秘書だったT・ユンゲの証言を中心に、ナチ第三帝国最期の日々の狂態を可能なかぎり忠実に再構成しようと試みた作品。ロシア軍が迫っている段階で降伏も逃亡も拒むヒトラー、それを説得できない幹部、あきらめて浮かれ騒ぐ将校たち……。地下壕で展開される緊迫の室内劇を、ヒトラー役のブルーノ・ガンツに加え、ドイツを代表する名優たちが力演する。この監督は『es』についで2度目のアカデミー賞ドイツ代表で、ノミネート入りを果たした。今夏シネマライズ他公開。
★日本未公開
上映日:2005年6月11日(土)17:50

『ゾフィー・ショル−最後の日々(仮題)』 9 『ゾフィー・ショル−最期の日々(仮題)』
Sophie Scholl − die letzten Tage
(2005年/117分/配給:キネティック)
監督:マルク・ローテムンド

ナチ時代末期のミュンヘンで、体制批判のビラを配布するという抵抗運動を展開した「白バラ」グループ。逮捕から、取り調べと一方的な裁判を受けて処刑されるまでのゾフィー・ショルの数日間を、当時の調書類を徹底的に調査して再現した意欲作。検察側からもちかけられた「取り引き」を拒んだゾフィーの高潔な姿勢は、女優ユリア・イェンチの好演もあってベルリン映画祭会場大ホールをすすり泣きで満たした。05年ベルリン映画祭銀熊賞(最優秀監督賞・主演女優賞)受賞。2006年公開。
★日本未公開
上映日:2005年6月4日(土)17:30
『クレイジー』 10 『クレイジー』 Crazy
(2000年/93分)
監督:ハンス=クリスティアン・シュミット

現在のドイツ映画界を疑いなくリードする監督シュミットによる、爽やかで胸を揺さぶる青春映画。原作は<十代のベストセラー作家>として話題を呼んだベンヤミン・レーバートの自伝的小説で、左手足が不自由な寄宿学校生ベンヤミンが友人たちと悩みながら成長してゆく過程が、甘酸っぱいトーンのうちに追体験される。つねに<ドイツの現在>を強く意識しながら芸術的にも完成度の高い映画を生み出してきたシュミットの手腕が、ここでも確認できるだろう。ドイツ映画賞銀賞受賞。
★劇場未公開
上映日:2005年6月11日(土)15:20

『タトゥー』 11 『タトゥー』 Tattoo
(2001年/105分)
監督:ロベルト・シュヴェントゥケ

皮膚の一部を剥ぎ取られた死体が次々に発見され、連続殺人事件としての捜査が開始される。新米のマークとベテランのミンクスというふたりの捜査官が調査を進めるうちに、加害者は日本人の伝説的な刺青師による芸術的「作品」が施された者ばかりを殺害していることが判明する。やがてふたりの身にも危険が迫る……。シャープで洗練された映像感覚、全編を貫く上品な官能性、いまにも破裂しそうなすさまじい緊張感は、ハリウッドの<連続殺人鬼映画>に勝るとも劣らない。
★劇場未公開
上映日:2005年6月10日(金) 18:30

『ヒランクル』 12 『ヒランクル』 Hierankl
(2003年/93分)
監督:ハンス・シュタインビッヒラー

かつて大流行した<郷土映画>というジャンルに新しい可能性をもたらしたと絶賛される衝撃的な作品。家出してベルリンで暮らしていた娘がバイエルンの田園地帯にある実家に帰ったところ、家庭はまさしく崩壊していた。父の誕生日パーティーの席上で、すべての<嘘>があばかれ、彼女も世界観を覆されるような体験をする。透明感のある映像、豪華な俳優陣の素晴らしい演技は、見る者をとらえて離さない。バイエルン映画祭最優秀作品賞、ミュンヒェン映画祭監督賞、主演女優賞等。
★劇場未公開
上映日:2005年6月9日(木)16:00

『芝居に夢中』 13 『芝居に夢中』 Die Spielwütigen
(2003年/108分)
監督:アンドレス・ファイエル

過去に華麗な受賞歴を誇り、名実ともに現在のドイツを代表するドキュメンタリストと目されるA・ファイエルが、ベルリンにある難関演劇大学を同期受験した四人の俳優としての成長過程を六年にわたって追った執念の記録。四人のみならず周囲の教師や同級生も演技のプロが揃っているだけに、これは本当に<記録映画>なのか、すべては上出来なフィクションなのではないかという不思議な感覚が観客を包みこんでしまう、実験的で魅力的な作品。ベルリン映画祭パノラマ観客賞受賞。
★劇場未公開
上映日:2005年6月4日(土)12:15

『シュルツェ、ブルースへの旅立ち』 14 『シュルツェ、ブルースへの旅立ち』
Schultze gets the Blues
(2003年/110分)
監督:ミヒャエル・ショル

旧東独の鉱山で働いてきたシュルツェの唯一の趣味は、アコーディオン演奏である。ラジオで聴いたブルースの旋律が頭から離れなくなった彼は、テキサスでの友好音楽祭に招待されたさいに米国南部の旅に出る……。ドキュメンタリー映画作家として数々の受賞歴を誇る監督ショルが初めて取り組んだ長編劇映画。固定カメラでの長回し、素人俳優の起用など、すべてを「真実の記録」として演出した試みは驚嘆すべき成果をもたらした。ヴェネツィア映画祭コントロコレント監督賞などを受賞。
★劇場未公開
上映日:2005年6月11日(土)12:40

『ファーラント』 15 『ファーラント』 Farland
(2004年/90分)
監督:ミヒャエル・クリーア

交通事故で重傷を負い、昏睡状態に陥った少年と少女が、ブランデンブルクの病院で並んで横たわっている。少年の父アクセルと少女の姉カーラは自然と言葉を交わすようになり、両者のあいだには不思議な関係が育まれる。<周辺的地域>に強い関心を抱くミヒャエル・クリーアは、現代ドイツの一面をスタイリッシュな映像で鋭く切り取り、観客の心に深くしみ入るような作品を発表してきた、もっとも重要な監督のひとりである。主演のR・ミュラーの存在感にも要注目。ダニエル・ブリュール共演。
★日本未公開
上映日:2005年6月6日(月)13:20 / 8日(水)18:30

『幻影』 16 『幻影』 Gespenster
(2004年/85分)
監督:クリスチャン・ペツォルト

ベルリンで根無し草のような生活を送るニーナは、見知らぬフランス人女性から、あなたは自分の娘のマリーだと告げられる。彼女は三歳のときに誘拐された娘を捜すために毎年ベルリンに来ているというのだ。ニーナは次第に彼女が自分の母だと信じるようになる……。何かに心を深くとらわれ、現実の人生を<幽霊>のようにしか過ごせない哀しい人々が織りなす、静寂と緊張感に満ちた戦慄のドラマ。監督ペツォルトはドイツ映画賞金賞・銀賞など数多くの受賞歴を誇る実力派。
★日本未公開
上映日:2005年6月12日(日)12:30
『何でもツッカー!』 17 『何でもツッカー!』 Alles auf Zucker
(2004年/93分)
監督:ダニー・レヴィ

破産寸前で、妻からは離婚を申し渡されているツッカーは、死亡した母から遺産が入ることを期待する。だが遺言状には、ユダヤ教の戒律に従って喪に服さねばならないという条件がつけられていた。優勝をねらっているビリヤード大会に出場するために、ツッカーは策を弄する…。H・ヒュプヒェン、H・エルスナーという男女スター俳優が競演し、大ヒットロングラン中のこの作品は、1933年以後のドイツで撮られた初の本格的<ユダヤ映画>として歴史的な意義をもつ大爆笑喜劇である。
★日本未公開
上映日:2005年6月5日(日)10:30 / 10日(金)13:35

『ワン・デイ・イン・ヨーロッパ』 18 『ワン・デイ・イン・ヨーロッパ』 One day in Europe
(2004年/100分)
監督:ハネス・シュテーア

サッカーの「欧州チャンピオンズリーグ」決勝が開催される日に、ロシア、トルコ、スペイン、ドイツの都市で外国人旅行者が<盗難と保険>をめぐって経験する四つのエピソードを描く。巧妙な人間描写で高く評価されている若手の期待株、監督シュテーアは、それぞれの地域の国民性を鮮明に表現しながら、あらゆる人々がサッカー中継に熱狂しているときに異国の警察で立ち往生する孤独な人物の姿をユーモラスに、愛情をこめて描き出した。05年ベルリン映画祭コンペ部門参加。
★日本未公開
上映日:2005年6月6日(月)18:30 / 8日(水)15:40

『アグネスと彼の兄弟』 19 『アグネスと彼の兄弟』 Agnes und seine Brüder
(2004年/115分)
監督:オスカー・レーラー

性転換して女性となり、いまはダンサーとして働いているアグネス、「緑の党」の政治家として成功を収めているが家庭が崩壊してしまっている長兄、異常な性欲に悩んでいる図書館員の次兄という三兄弟を主人公とし、現代ドイツの断面を鋭く描き出す衝撃的な傑作。人気と実力を兼ね備えた俳優陣の演技も驚嘆に値する。<愛と裏切りと救済>をテーマに問題作を次々と発表してきた監督のオスカー・レーラーは、故R・W・ファスビンダーの真の後継者とも評される実力派である。
★日本未公開
上映日:2005年6月5日(日)13:00 / 7日(火)15:50

『弟が犬になっちゃった!』 20 『弟が犬になっちゃった!』 Mein Bruder ist ein Hund
(2004年/96分)
監督:ペーター・ティム

犬を飼いたくて仕方がない10歳の少女マリエッタが「魔法の石」に願いをかけたところ、本当に愛らしい犬が現われる。だがそれは、弟のトビアスが変身した姿だった! 両親が旅行で不在中の自宅で、マリエッタは必死で弟を元の姿に戻そうとするが、ふとしたきっかけでCMスターになってしまった「犬」は、人間に戻ることを拒む……。『競走豚ルディー』など、動物を使ったファミリー・ムーヴィーの第一人者であるペーター・ティムによる、<家族の絆>をテーマとする子供向け映画の秀作。
★日本未公開
上映日:2005年6月12日(日)10:00

『9日目』 21 『9日目』 Der neunte Tag
(2004年/91分)
監督:フォルカー・シュレンドルフ

かつて『ブリキの太鼓』でアカデミー外国語映画賞に輝いた巨匠シュレンドルフが、実在した司祭の日記を元に構成した緊迫感あふれるドラマ。ナチ時代、ダッハウの収容所に入れられていたルクセンブルクの司祭アンリは、とつぜん九日間の郷里への「休暇」を許される。それは彼に、ナチとの交渉に応じるように司教を説得させるためであった。収容所の仲間や家族の生死が賭かった厳しい議論が、彼とゲシュタポの責任者とのあいだで展開される……。ベルンハルト・ヴィッキ賞受賞。
★日本未公開
上映日:2005年6月9日(木)13:40 / 12日(日)14:50

『夏の突風』 22 『夏の突風』 Sommersturm
(2004年/98分)
監督:マルコ・クロイツパイントナー

ボート競技のチームメート、アヒムを愛してしまった少年トビーは、夏の合宿練習中に自らの気持ちを抑えられなくなる。アヒムのガールフレンドであるサンドラと、トビーに好意を寄せるアンケが同行していることも、彼の混乱に拍車をかける。そこに同性愛者ばかりから構成される男子チームが加わったことから、少年少女の感情のうちに激しい「夏の突風」が吹き荒れる。あまりにも美しい湖畔の風景のなかで揺れ動く心理をたくみに表現し、多くの観客の共感を得たヒット作。
★日本未公開
上映日:2005年6月7日(火)18:30 / 10日(金)16:00

『心の鼓動』 23 『心の鼓動』 Kammerflimmern
(2004年/100分)
監督:ヘンドリック・ヘルツェマン

幼少時に自動車事故で両親を亡くしたことがトラウマとなっている青年「クラッシュ」は、救命隊員としての職務を熱心に果たしているが、周囲の人々と深くつき合うことできない。あるとき出会った「夢の女性」は、恋人を亡くし、出産を目前に控えた身であった。彼女との交流を通じて、彼ははじめて自分の壁を越えられそうな気がする……。生と死と誕生、夢と現実をめぐる省察的で感動的なドラマ。「あの世」との境界をつねに漂っているような主人公をM・シュヴァイクヘーファーが好演。
★日本未公開
上映日:2005年6月5日(日)17:45 / 8日(水)13:00

『盗人の王様』 24 『盗人の王様』 König der Diebe
(2005年/109分)
監督:イヴァン・フィラ

サーカスのスターにあこがれるウクライナの少年バルブーは、ドイツ人カルーソーに「買われて」ベルリンのサーカスへ連れられて行くが、バルブーは窃盗を強要され、姉のミーマは売春宿に幽閉されてしまう。聡明なバルブーは独力で姉を救出し、故郷に帰ろうとする……。監督フィラが、前作『レア』と同様にドイツ人による外国での人身売買をテーマとしてストーリーを組み立てた力作。サーカスが舞台だけに、祝祭的で誘惑的な雰囲気が悲劇的な題材を美しいメルヒェンへと昇華させている。
★日本未公開
上映日:2005年6月7日(火)13:15 / 11日(土)10:00

『ヴィレンブロック』 25 『ヴィレンブロック』 Willenbrock
(2005年/105分)
監督:アンドレアス・ドレーゼン

マクデブルクで中古車販売業を営むヴィレンブロックは、美しい妻と愛人、自宅のほかに別荘まで所有する<壁崩壊後の勝者>であった。ところが、商品の車を大量に盗まれたり、別荘で外国人の襲撃を受けたりしたことから、彼と妻は周囲のすべてを脅威と感じるようになる。『階段の途中で』(02年ベルリン映画祭銀熊賞)に代表されるように、<旧東独>にこだわる監督ドレーゼンの作品の魅力は、鋭い観察眼と、悲惨な状況もユーモアでくるんで表現する人間賛歌ともいうべき姿勢にある。
★日本未公開
上映日:2005年6月6日(月)15:45 / 9日(木)18:30
 

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