トップページメッセージ作品紹介上映日程チケット会場地図
ルビッチ再発見短編作品
■ PROGRAM A
「血の結婚式」 「血の結婚式」
Die Bluthochzeit (Dominique Deruddere)
2005年/87分/監督:ドミニク・デリュデレ

息子の結婚披露パーティーを古城レストランで開いた大富豪ヴルツァーは、前菜の味に不満を抱き、即座に全員で引き上げようとする。その態度に立腹したシェフは、トイレに入っていた新婦たちを人質にとる。両者のにらみ合いは、やがて流血の惨事へと発展する……。U・オクセンクネヒトとA・ローデという二大スターの競演が見もの。『エブリバディ・フェイマス』(2000)でアカデミー外国語映画賞にノミネートされた実績をもつ監督デリュデレが、コミックを原作に撮った緊迫感溢れるブラック・コメディー。
上映日:2006年7月18日(火) 16:00
GoUpToThisPage

■ PROGRAM B
「3度下がれば」 「3度下がれば」
3 Grad kälter (Florian Hoffmeister)
2005年/104分/監督:フロリアン・ホフマイスター

親しい友人たちに囲まれて充実した日々を送っていたヤンが、とつぜん姿を消す。恋人のマリー、親友フランクらは大きな空白を抱えて生きなければならなくなる。ヤンが以前と変わらぬ姿で戻ってきたのは五年後だった。その出現は、まだ彼を愛しているマリー、マリーの夫となっていたフランクだけでなく、周辺のあらゆる人々の心に波紋を投げかける。カメラマンとしてすぐれた実績をもつホフマイスターは、現代人の心にひそむ孤独と不安を端整な映像、静謐なタッチで描き出した。ロカルノ国際映画祭「銀豹賞」受賞。
上映日:2006年7月18日(火) 10:30 / 7月19日(水) 18:45
GoUpToThisPage

■ PROGRAM C
「異国の肌」 「異国の肌」
Fremde Haut (Angelina Maccarone)
2005年/97分/監督:アンジェリーナ・マッカローネ

既婚女性との関係を人々に知られ、迫害を恐れたイラン女性ファリバは、ドイツへと逃れる。入管で止められた彼女は、自殺した同国人男性の身分証明書を使って入国をはかる。田舎の収容施設へと送られたファリバは、男性として工場で働くうちに、同僚のアンネと好意を寄せ合うようになる。その「恋」には、大きな危険が伴っていた……。女性監督マッカローネが難民問題、同性愛を中心に据えて現代ドイツの一側面を鋭く切り取った秀作。カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、ワルシャワ国際映画祭等で熱い賞賛を受けた。
上映日:2006年7月16日(日) 12:00 / 7月19日(水) 13:30
GoUpToThisPage

■ PROGRAM D
「マサイの恋人」 「マサイの恋人」
Die weiβe Massai (Hermine Huntgeburth)
2005年/126分/監督:ヘルミーネ・フントゲブルト

コリンヌ・ホーフマンの自伝的ベストセラー小説(邦訳あり)の映画化で、昨年のドイツで最高の観客数を記録した。ボーイフレンドとケニアを訪れていたカローラは、伝統的衣装を身にまとったマサイの戦士と知り合って恋に落ちる。彼女は帰国をとりやめ、彼を捜す。ついに再会を果たした両者は結婚して子供をもうけるが、文化のギャップが両者を苦しめる。美しくも広大なアフリカの自然を背景に、女性監督ならではの繊細な演出で展開されるラヴストーリー。トロント国際映画祭出品、バイエルン映画賞主演女優賞(ニーナ・ホス)。
上映日:2006年7月16日(日) 17:30 / 7月19日(水) 10:30
GoUpToThisPage

■ PROGRAM E
「裸足の女」 「裸足の女」
Barfuss (Til Schweiger)
2005年/110分/監督:ティル・シュヴァイガー

失業中のプレイボーイ、ニックは精神病院で掃除夫の仕事をしていたときに若い女性ライラの自殺未遂現場に遭遇する。彼女はニックの自宅までついてきたばかりか、遠い街にある義父宅への旅にも同行する。長年母親に監禁されていた彼女にとって、それは生まれてはじめての外出だった。冒険を重ねるうちに、両者は次第に心を通い合わせるようになる……。主演・監督をつとめたシュヴァイガーは、ドイツ最高の人気俳優である。軽やかで心温まる演出のなされた本作は、欧州諸国で大ヒットを記録した。上海国際映画祭で上映。
上映日:2006年7月17日(月・祝) 10:30 / 7月19日(水) 16:10
GoUpToThisPage

■ PROGRAM F
「漁師と妻」 「漁師と妻」
Der Fischer und seine Frau (Doris Dörrie)
2005年/102分/監督:ドリス・デリエ

デザイナー志望のイダと、鑑賞用の鯉の買いつけに来ていたオットーは、日本の田舎で知り合って恋に落ち、神社で結婚式を挙げる。帰国後、イダは鯉の模様を生かしたデザインで注目を集める。やがてふたりに子供ができるが……。イダを演じるのは、昨年の話題作「ヒトラー〜最後の12日間〜」でヒトラーの秘書役を演じた可憐なアレクサンドラ・マリア・ララ。現代ドイツを代表する女性監督であり、日本びいきでも知られるデリエの描き出す、味わい深い<現代のメルヘン>。モントリオール映画祭コンペ部門上映。
上映日:2006年7月18日(火) 18:30 / 7月20日(木) 10:30
GoUpToThisPage

■ PROGRAM G
「ワイルド・ブルー・ヨンダー」 「ワイルド・ブルー・ヨンダー」
The Wild Blue Yonder (Werner Herzog)
2005年/81分/監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

<ニュー・ジャーマン・シネマの旗手>として君臨したヘルツォークが健在ぶりを見せつける待望の新作。人が住めなくなった地球。帰還できぬまま、無重力状態での生活を続ける宇宙船の乗務員たち。無人の地上では、エイリアンが故郷の星に思いを馳せている。最初期から<人間が存在する以前の始原的風景><誰も見たことのない景色>にこだわってきたヘルツォーク独特の映像世界は、まさしく感動的である。監督自身が<SFファンタジー>と呼ぶこの作品はヴェネチア国際映画祭で絶賛され、国際批評家連盟賞を受けた。
上映日:2006年7月17日(月・祝) 13:15 / 7月20日(木) 15:45
GoUpToThisPage

■ PROGRAM H
「サウンド・オブ・エタニティー」 「サウンド・オブ・エタニティー」
Klang der Ewigkeit (Bastian Clevé)
2005年/107分/監督:バスチャン・クレーヴ

J・S・バッハが晩年に作曲した「ロ短調ミサ曲」の作品世界を映像に変換しようとした画期的な試み。短編映画で過去に多くの受賞歴を誇る監督クレーヴは、曲を構成する27のパートを緻密に分析し、それぞれにふさわしい同数の映像を撮り上げた。つまり観客=聴衆は、2時間のミサ曲を耳にしながら、永遠、希望、調和、輪廻転生などをテーマとする短編27本を次々と目にすることになる。多彩な工夫がこらされ、高度な技術が投入された映像は珠玉の輝きを放ち、人々を甘美な陶酔へと誘わずにはいまい。
上映日:2006年7月18日(火) 13:15
GoUpToThisPage

■ PROGRAM I
「黒い雲」 プレミア上映
「黒い雲」

Die Wolke(Gregor Schnitzler)
2006年/107分/監督:グレゴール・シュニッツラー

チェルノブイリ原発事故の翌年に発表され、「ドイツ青少年文学賞」に輝いたベストセラー小説(邦訳『見えない雲』)を、<20年後>の節目に映画化した話題の作品。フランクフルト南西の田園地帯にある原子力発電所で、深刻な事故が起こる。迫り来る放射能雲から逃げまどう人々のなかに、16歳のハンナと恋人のフランツもいた。彼らは生きのびられるのか、ふたりの愛はどうなるのか。監督シュニッツラーは、究極のパニック状況から美しい恋愛映画を生み出すことに成功した。今冬、シネカノン有楽町ほかで公開予定。
上映日:2006年7月20日(木) 13:15
GoUpToThisPage

■ PROGRAM J
「素粒子」 プレミア上映
「素粒子」

Elementarteilchen (Osker Roehler)
2006年/113分/監督:オスカー・レーラー

全ヨーロッパで熱い議論を喚起したミシェル・ウエルベックの小説(邦訳あり)を、<ファスビンダーの後継者>として注目を集める鬼才レーラーが映画化したセンセーショナルな傑作。ヒッピー世代に属する母のもとに生まれた異父兄弟、性的欲求不満に苦しむ作家志望のブルーノと、女性には淡白な天才科学者のミヒャエル。レーラーは、心に深い傷を負った両者が、人生と苦闘する姿を鋭いタッチで描き出す。06年ベルリン国際映画祭でブルーノ役のモーリッツ・ブライプトロイは銀熊賞(主演男優賞)に輝いた。今秋公開予定。
上映日:2006年7月20日(木) 18:15
GoUpToThisPage

エルンスト・ルビッチ監督
ルビッチ再発見
エルンスト・ルビッチ監督のドイツ時代の4作品の最新復元版をピアノ付きで上映します。演奏は、昨年の「ドイツ時代のラングとムルナウ」で来日し、観客を熱狂させたアリョーシャ・ツィンマーマン氏の予定です。ルビッチは彼が最も得意とするレパートリーです。
■ PROGRAM W
「陽気な監獄」 「陽気な監獄」
Das fidele Gefängnis
1917年/48分(20コマ/秒)

シュトラウスのオペレッタ『こうもり』を下敷きとする軽快な喜劇。遊び人アレックスの自宅に、24時間の服役命令書が届けられる。妻アリーツェは、買い物中につきまとってきた男エーゴンを、「夫」として警察署長に引き渡す。舞踏会に出かけたアレックスは、仮面の美女(実はアリーツェ)をくどいているうちに、結婚指輪を盗まれてしまう……。広い舞踏会場の場面は視覚的にきわめて刺激的に構成されており、のちにルビッチがスペクタクル映画をまかされたのも当然のなりゆきだったと思われるだろう。日本初公開。
上映日:2006年7月16日(日) 14:45
GoUpToThisPage

■ PROGRAM X
「牡蠣の王女」 「牡蠣の王女」
Die Austernprinzessin
1919年/58分(20コマ/秒)

大金持ちの「牡蠣の王」が、娘オッシーの結婚相手として「王子」を捜す。結婚斡旋業者から紹介されたのは、没落貴族ヌキだった。ヌキの代理で屋敷に出かけた召使のヨーゼフが、そのままオッシーと結婚式をあげる。「アル中撲滅運動」にとりくむオッシーの前に、泥酔したヌキが連れてこられる……。富豪の生活のグロテスクな描写、大勢の人間を装飾として活用する手法が楽しい。見逃せないのは、のちにルビッチ自身が「あの演出で私は喜劇映画に開眼した」と語ったことで有名な、ヨーゼフが広間で待たされる場面である。
上映日:2006年7月16日(日) 14:45
GoUpToThisPage

■ PROGRAM Y
「男だったら」 「男だったら」
Ich möchte kein Mann sein
1920年/41分(20コマ/秒)

大富豪の家庭で甘やかされて育ったオッシーは、新しく雇われた家庭教師、ケルステン博士に子供扱いされて憤慨する。男だったらこんな目に遭うまいと考えた彼女は男装して街へ出るが、想像もしなかった困難に苦しめられる。パーティー会場でオッシーはケルステン博士と出会い、「男性同士」として意気投合する……。のちのルビッチ映画の重要なテーマとなる<仮装>もしくは<変装>を中心に据えた、ハイテンポで展開される傑作喜劇。乱暴な娘が恋のせいで別人のような性格へ変わっていく過程が見どころ。日本初公開。
上映日:2006年7月17日(月・祝) 17:30
GoUpToThisPage

■ PROGRAM Z
「山猫リシュカ」 「山猫リシュカ」
Die Bergkatze
1921年/90分(20コマ/秒)

プレイボーイの少尉アレクシスは、高山の砦へ転勤を命じられる。赴任の途中、山賊の娘、男まさりのリシュカと彼が心を通い合わせたことから、大混乱劇がはじまる……。ルビッチ全作品のなかでももっともラディカルなギャグに満ちた作品。遊び心に満ちた大胆なフォルムから構成されるセットはまさに驚異的である。『カリガリ博士』と同時代の、表現主義映画作家としての側面がここには如実に現れている。当時のルビッチが<山岳映画>の達人でもあったという意外な面も示す、実験的で斬新な一本。日本初公開。
上映日:2006年7月17日(月・祝) 17:30
GoUpToThisPage

■ 短編作品 Kurzfilm
a 悲鳴
Quietsch (Baran Bo Odar)
2005年/7分
監督:バラン・ボ・オダー
【上映日】
2006年7月18日(火) 10:30 / 7月19日(水) 18:45
c 火曜日
Dienstag (Robert Wiezorek)
2004年/9分
監督:ロバート・ヴィゾレック
【上映日】
2006年7月17日(月・祝) 13:15 / 7月20日(木) 15:45
b ディスタント・メモリー
Maries Lächeln (Michael Schäfer)
2005年/9分50秒
監督:ミヒャエル・シェーファー
【上映日】
2006年7月16日(日) 12:00 / 7月19日(水) 13:30
d 女性/男性
Female/Male (Daniel Lang)
2005年/3分
監督:ダニエル・ラング
【上映日】
2006年7月18日(火) 18:30 / 7月20日(木) 10:30

asahicomトップへ 朝日新聞のイベント情報 GoUpToThisPage
ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク | 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission