本展について

日本の少女マンガ史上に燦然と輝く不朽の名作「ベルサイユのばら」。作者の池田理代子さんが2017年に作家生活50周年を迎えるのを記念し、代表作「ベルばら」の魅力とともに、半世紀の歩みと多彩な作品をご紹介します。

1967年にデビューした池田さんは、女性の社会進出に厳しい目が向けられた時代にマンガを描くことで自立を目指しました。1972~73年、革命期のフランスを舞台に悲劇の王妃マリー・アントワネットや男装の麗人オスカル・フランソワらの運命を描いた「ベルサイユのばら」を連載し大ヒット。宝塚歌劇で繰り返し上演されるなど、今なお続くブームを巻き起こしたのです。本展では「ベルばら」を中心に、初期の社会派作品から「女帝エカテリーナ」などの歴史ロマン、音楽への思いあふれる「オルフェウスの窓」、4コママンガ「ベルばらKids」、そして40年ぶりの復活が話題を呼んだ「ベルばら」の新作「エピソード編」まで、初公開を含む貴重な原画や資料200点以上を通して、華麗なる創作の軌跡をたどります。

池田理代子

劇画家、声楽家。1947年12月18日、大阪生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)在学中の67年にデビューし、72年から集英社「週刊マーガレット」で「ベルサイユのばら」を連載。80年に「オルフェウスの窓」で日本漫画家協会優秀賞受賞。歴史と人間への洞察に満ちた作品を多数発表しながら、95年に47歳で東京音楽大学声楽科に入学。卒業後はソプラノ歌手として舞台に立ち、オペラの演出も手がける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章(シュバリエ)が授与された。

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