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聖夜の贈り物 感謝の思い、少しおしゃれに

2008年12月15日

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写真島田順子さん=川村直子撮影

写真ますい志保さん=川村直子撮影

写真笹岡隆甫さん=上田潤撮影

 今年のクリスマス、家族に、友人に、そして大切な人に、どんなプレゼントがいいかもう決めましたか。大げさではなく、ちょっとおしゃれで、聖なる夜を心から温める贈り物には何がいいか。生き方にも華のある3人の方に聞いてみました。

■パートナーへ 手編みの靴下

 パートナーや恋人など、特別に大切な人への贈り物は? 70年代からパリを拠点に活躍し、「かっこいい大人の女」の代表的存在ともいわれるデザイナー島田順子さんは、「手編みの毛糸の靴下」と語る。ふわっとしたモヘアの糸で、ピンクの濃淡など何色もそろえて贈りたいという。

 意外な素朴さに、ちょっとびっくりだが、「あったかくて、ほかにはひとつもない。心がその中にこもっているかな、という感じが、なんかいい」。たとえ通じなくても、相手のために一生懸命になる気持ちが、今の殺伐としがちな世の中で必要、という。

 靴下なら部屋履きにも、男性ならブーツに合わせても楽しい。「それに、編み方も簡単。母に教わって、10歳の頃から作ってた」

 そんな物を思いつくのは、3年前に両親を相次いで亡くしたせいもある。母の訃報(ふほう)は、パリ・コレクションの開催当日朝に届いた。すぐに帰国はできなかった。

 「いて当たり前だったので、失うと色んな思い出がわいてきた。編み方を教えてもらった時のこと。欲しかった靴を思いがけない時に買ってくれたこと。自分が親と同年代になっても、子としてのうれしい記憶で温かい気持ちになれる。そんな気持ちで編むんです」

■職場の仲間へ 料亭のお菓子

 お世話になった同僚や趣味仲間へなど、値段はリーズナブルでも気の利いたプレゼントはないだろうか。

 「いい男の条件」などの著書で知られる銀座のクラブ「ふたご屋」のママ、ますい志保さんは「消えてなくなってしまうものがいい」とアドバイスする。

 おすすめは、普段はそう気軽に足を運べない老舗(しにせ)料亭などのお菓子。例えば、京都が本店の料亭・菊乃井のカステラ。小麦粉ではなく発芽玄米粉を使ったもっちりした食感が特色で、箱入り1本1500円。また三つ星レストラン、ジョエル・ロブションのフィナンシェなどの焼き菓子も5、6個選んで箱に詰めてもらって1500円程度。手頃な予算でスペシャル感が伝わるという。

 メッセージを書いたカードを添えるとなおよい。ただし「誰が読むか分からないので個人的なことはNG。日頃の感謝や相手の健康を気遣うさりげないひと言で十分です」。

 来年は推理小説も出すますいさんがプレゼントを贈るのは、カードだけを含めると約500人。「出会いに感謝。その気持ちを、言葉で伝えることが大事だと思います」

■父母ら家族へ 照れずに花束

 一方、父母ら家族への贈り物。気恥ずかしくなりがちだが花束はどうだろう。

 華道「未生流笹岡」次期家元の笹岡隆甫さんは、昨年から、自分の誕生日に母親に花束を贈っている。当時婚約中だった妻に倣い、始めた。「生んでくれてありがとうという気持ちを込めて、ずっと贈っていると聞き、私からの感謝を伝えるいい機会だと思いました」。誕生祝いに集まった家族の前で母親に手渡すと、涙ぐんでいたそう。

 そんな笹岡さんに、花を贈るときのアドバイスをもらった。「お花屋さんにお任せにせず、相手の個性を考えながら自分で一本一本選んでみましょう」。同系色だとすっきり仕上がる。グリーンを多めに使うとみずみずしい印象に。大きさの違う花、葉や実を組み合わせると変化が出てくる。

 プレゼントされた花束は「しゃれたワインのボトルやグラスにさしてみて」。小分けにしてテーブルや部屋などに。生花の美しさを観賞しながら、贈ってくれた人の気持ちを改めて感じることができそうだ。

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