現在位置:asahi.com>ファッション&スタイル>ビューティー> 記事 しなやかに「軽やか」バッグで春の装い2008年01月28日 外は冬本番の冷え込みでも、街角のショーウインドーは春の装いに変わり始めている。中でもバッグは季節を先取りしやすく、真っ先に手に入れたいアイテム。今季は「軽やかさ」がテーマで、重量、デザインともに「軽やか」なものが注目株だ。ハイブランドのレザー素材も軽量化がはかられ、大型でも使い心地のよいものが登場。ライフスタイルの変化が背景にあるという。
インポートのラグジュアリーバッグと言えば、これまでは耐久性のある重厚なレザーを使い、かっちりとした作りが目立った。近年は、エディターズバッグと呼ばれる資料が入る大型サイズが流行。チェーンやバックルなど金属の飾りも重さに拍車をかけていた。 風穴を開けたのはロエベ。昨春に販売を始めた「ナッパ アイレ」のシリーズは、金具を用いず、上質で柔らかいラムスキンのなめし革で作られている。中身によって形が自在に変わり、体になじむしなやかさも特徴。「アイレ」はスペイン語で空気を意味し、発売に先立つ展示会では、天井からつるしたディスプレーで軽やかさや空気感を表現、話題を呼んだ。 同社によると、それまで日本では大型バッグは動きが鈍かったが、今回は直径74センチの大型サイズも人気となり、昨年の売り上げの伸びは2けたを記録した。CEOの有賀昌男さんは「顧客アンケートを見ると、選択基準は第一に軽さ、次いで柔らかさ、色合い。働く女性が増え、資料やパソコンまで持ち歩くようになると、機能や装飾を付加し過ぎたバッグより、素材を生かしたシンプルなものが好まれるのでは」と説明する。今季は鮮やかな4色使いの新作の評判がよい。 どっしりした金具と、重厚な革のエディターズバッグで知られるクロエも、近年は軽量化に力を入れてきた。人気の「パディントン」シリーズではシンボルの錠前型の金具飾りも素材を工夫して軽くしたほか、新作「サスキア」は金具を使わず、全体に柔らかい革だけでシンプルに仕上げた。 ディオールの新作「ジプシー・ディオール」も、レザーのフリルをふんだんにあしらっているが、ラージサイズでも持ち上げると驚くほど軽い。スペインの民族衣装にヒントを得て、しなやかなレザーに洗いざらしのビンテージ感を付与、こなれた装いを提案する。 定番の素材でも加工の工夫で軽量化が実現したのは、ルイ・ヴィトンが昨年5月に発売した「ネヴァーフル」。おなじみのロゴをあしらったモノグラム・キャンバス素材は従来と同じだが、裏地を外し、キャンバス地に直接ストライプなどの柄をプリントした。「満杯にならない」というその名の通り、大きめのものを旅行やスポーツなどのカジュアルなシーンで持つ人が多い。芯がなく、平らにたたんで収納できる点も人気だ。 「旅行に行く時と旅先でのバッグは別にしたい。しなやかなレザーのバッグは現代の必需品」と話すのは、スタイリストのソニア・パークさん。リュックやトートといったカジュアルなバッグに親しんだ世代が社会人になり、「小さめでかっちり形の整ったハンドバッグ離れが進んだのでは」と見る。服も堅い印象のスーツなどから柔らかくて軽いカジュアルな装いへと流行が変化している。バッグの流れも必然か。 注目アイテムPick UP - ゆとりのあるライフスタイル asahi.com SHOPPING
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