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ニューヨークで08〜09年秋冬コレクション開幕

2008年02月04日

 08年秋冬ニューヨーク・コレクションが1日から始まった。タイムズスクエアに近い特設テントを主会場に、8日まで市内各地でショーや展示会が繰り広げられる。

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オーガニック(08〜09年秋冬ニューヨークコレクション)

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ジャンバティスタ・ヴァリ(08〜09年秋冬ニューヨークコレクション)

 この時期としては暖かい陽気が続いていたが、初日はあいにくの雨。摩天楼にはさまれた谷底のようなストリートは、見る間に水浸しになった。

 そんな悪天候の中で、ほっと一息ついた気分になったのが「オーガニック」。観客が30人も入れば満杯の小さな会場で、親密な雰囲気のフロアショーを開いた。

 そのブランド名が示すように、南米ペルー産のコットンをはじめ、米国産ウール、日本産シルクなど有機栽培による素材と、リサイクル素材を組み合わせた服づくりをつづける。

 天然素材の優しさに加えて、レディースはさりげないモード感をたたえ、メンズはどこか郷愁をさそう。

 マーケティングが先行しがちなニューヨークでも、環境問題は意識せざるをえなくなったのかもしれない。そんな印象をいだかせたのが、開幕前日の1月31日にあった「フューチャー・ファッション」だった。

「持続可能なライフスタイルの追求」をうたう環境NPO(非営利法人)「アース・プレッジ」が主催。呼びかけに応えて28ブランドがショーに参加した。米国だけでなく、ボッテガ・ヴェネタ、イヴ・サンローラン、ジヴァンシーなどヨーロッパの人気ブランドも顔をそろえた。

 素材リストには、オーガニックコットンなどの有機素材に加えて、トウモロコシや大豆を原料とした新素材も並ぶ。デザイナーたちが腕を競った作品は、それぞれの個性を発揮しつつ、モードを外さないものばかり。環境とスタイルを両立させた「未来ファッション」の可能性をのぞかせるショーだった。(西岡一正)

◇写真は大原広和氏撮影

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