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ミニマルなリボンドレス ヴェルサーチ

2008年02月23日

 08〜09年秋冬ミラノコレクションは終盤を迎え、残す日程はあと1日。とはいえ、明日23日の最終日は新人の合同ショーなどが中心のため、パリコレクションへの移動日とするジャーナリストが少なくない。アカデミー賞授賞式にかかわるファッション関係者が多いなどの理由で、今回のミラノコレクションは日程が急きょ2日繰り上がった。その上、最終日前日の22日もビッグブランドのショーがなく、運営団体のデザイナー協会に対してジャーナリストや中堅ブランドから不満の声が上がっている。

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ヴェルサーチ(08〜09年秋冬ミラノコレクション)

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エミリオ・プッチ(08〜09年秋冬ミラノコレクション)

 そんな状況の中で、印象としては21日夜のヴェルサーチがコレクション全体の「トリ」を飾ったような形になった。ヴェルサーチといえば、派手でセクシーなイメージがあるが、最近はシンプルでエレガントな作風に変わっている。

 上品なレディー風スタイルがトレンドになる中、今期は華やかさを残しながらもよりクリーンに仕上げている。デザインのポイントは帯状の布と、背中から広がる箱ひだ型のフレア。ミニドレスの肩からはドレスと共布のリボンがメビウスの輪のように優雅に流れる。ミニマルなデザインの中にオートクチュールハウスならではの手仕事の粋を込めた。

 マシュー・ウィリアムソンがデザインするエミリオ・プッチ。エスニックスタイルを並べた前期よりもシンプルでモダンな柄やフォルムに変わった。クリスタルを万華鏡で見たような柄を、レモンやハトのグレー、ピーチオレンジなどクールなカラートーンで描いた。

 22日のニュースは、ブランド設立50周年を機に新たなデザインチームで再出発をしたミラ・ショーンのショー。チームを率いるのは、28歳のイタリア人女性、ビアンカ・ジェルバシオ。作品は、映画「シャレード」の主演オードリー・ヘプバーンのスタイルを思わせる、ミニマルな60年代スタイルそのまま。若手チームらしい時代感覚を背景にした新しい試みがもう少し欲しい。(編集委員・高橋牧子、写真は大原広和氏撮影)

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