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ギャルソン+ヴィトン=? 有名ブランドのコラボ続々

2008年7月22日

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写真ランバンとアクネによる商品を着るモデル=大原広和氏撮影

写真エルメスとヨウジヤマモトがつくったバッグ

写真そのバッグを提げたモデルたち=ヨウジヤマモトの08年秋冬パリコレクションから

写真クロエとヴァンクリーフ&アーペルによるバッグ

写真マルタン・マルジェラとダミアーニの指輪

 「コラボレーション(協業、共作)ブーム」が続く。最近は有名ブランドや大物デザイナー同士がタッグを組む例が増えている。互いの強みを倍加させることが狙いのようだ。伸び悩む高級ブランドの起爆剤となるか。新しい創造の芽としても注目される。(編集委員・高橋牧子)

●新たな創造の芽、驚き期待

 6月27日、パリで開かれたコムデギャルソンのメンズショー。最前列に座ったルイ・ヴィトン本社のイヴ・カルセル会長の姿に、会場は色めきたった。

 様々な憶測が飛んだが、ショーの後の舞台裏で、両ブランドの協業で9月4日から12月中旬まで、期間限定ショップを開くことが分かった。東京・青山の骨董(こっとう)通りのコムデギャルソンの店で、川久保玲がデザインし、ルイ・ヴィトンが受注生産するバッグの予約を受け付ける。

 ヴィトンのマークのモノグラム柄のキャンバス地で、8本もの持ち手が付いたパーティーバッグなど6種類。店では、川久保がヴィトンの既存の商品から選んだ6点も、一緒に販売する。

 川久保がヴィトンのデザイナー、マーク・ジェイコブスに直接連絡したのがきっかけだったという。「30年前に日本に初めてできたヴィトンの店で製品を見て、その伝統的な物づくりに感激した。当時のような製品を、私なりに再現してみたい」ともちかけた。

 川久保は近年、ディズニーやH&M、水着のスピード社などとコラボレーションを経験。今回、巨大ラグジュアリーブランドと組むに当たっても、デザインの面では川久保のプランを通したという。ヴィトン側の意向で、店の運営はヴィトンが担うが、内装などは川久保が取り仕切る。

 ヴィトンもこれまで、村上隆をはじめ様々なアーティストと組んできたが、今回は特別待遇らしい。カルセル会長は「日本上陸30周年を記念するポエティック(詩的)な企画。革新的な者同士が組むことで、顧客に驚いてもらいたい」と語った。

 エルメスはこの秋、山本耀司がデザインしたバッグ「ヨウジ」を生産・販売する。パリ本店のほか世界の5店舗で受注する。上質のヌメ革で、飾り気を排した山本らしいデザイン。サイズは3種で78万9600〜90万7200円。

 一方、パリ・コレクションで人気のランバンと、ジーンズで注目株のアクネによるデニムの商品が、日本では来年1月に発売される。袖に量感を盛ったドレスやメンズのブレザーなど約40点。価格はランバン製品の半額から3分の1だ。

 また、革小物に強いクロエと宝飾のヴァンクリーフ&アーペルが組んだバッグや財布なども8月以降、販売される。同じく宝飾では、ダミアーニとマルタン・マルジェラによるジュエリーが11月にお目見えする。前衛のマルジェラらしい、相当大ぶりのネックレスやピアスが、ダミアーニの手で上品に仕上がった。

 こうした大物同士の取り組みは、ますます増えるかも知れない。エルメスのパトリック・トマ最高経営責任者は「これからのリーダーは、互いの長所を補い合うチームを作って、力を増すことでしか生まれないと思う」と話している。

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