黒いドレスにペイズリー柄の大判ストールで、ボヘミアン調の雰囲気に
左:赤いカーディガンでボヘミアン調のワンピースをかわいらしく/右:全体を黒でまとめ鮮やかな緑色のバッグでアクセント
左:遠くからでも目立つふさふさした帽子がポイント/右:ボヘミアンなチュニックをミニドレス風に
ついこの間までの暑さはどこへ、季節は確実に秋めいてきた。一足先に街のトレンドを確かめようと、東京の国立代々木競技場第1体育館で開かれた、国内外約400ブランドの合同展示会「ルームス」で来場者の装いをチェック。民俗調のアイテムに東京風の感覚を加味したボヘミアンな装いが目に付いた。(菅野俊秀、青山祥子)
17回目のルームスは9〜11日、アパレル関係者や全国のバイヤーら1万4200人が訪れた。
ボヘミアンは春夏の優しいフラワーチルドレン風から、秋冬は少しダークな東欧風に移行。ベルトやブーツなどを合わせるのがトレンドだ。おしゃれのプロはそれをふまえつつ、フェミニンな雰囲気や、ゆるさのある着こなしを見せた。
さいたま市のシューズデザイナー(26)は黒いドレスにペイズリー柄の大判ストールを巻いていた。全体的に重くならないように、足元は薄いベージュのブーツで、エンジ色のハイソックスがちらり。
「まだ昼間は暑いときもあるので、ドレスはコットン。ストールでボヘミアン調の雰囲気を出した」そう。ただし、そのテイストが強くなり過ぎないように、メタリックな黒いイヤリングなどのアクセサリーを合わせた。
東京都練馬区のデザイナー(31)は、2種類の花柄を組み合わせたワンピースに赤いカーディガンを羽織った。胸元から上とすそは黒地に草花。その間は咲き乱れるような花々。「ボヘミアン調のワンピースをかわいく見せたくて、上に赤を重ねてみた」。ニットは袖をたくし上げ、前を無造作に結んで軽快に見せ、ワンピースを引き立てていた。バッグや靴でアジア風のテイストを加えることもあるという。
足元までの全体を黒でまとめ、鮮やかな緑色のバッグでアクセントをつけていたのは福岡市のバイヤー(37)。近くで見ると、チュニック丈の黒いトップスには、肩から身頃にかけて幾筋も縄のような飾りが施されている。1年前に購入したバッグは特注品。「このバッグを目立たせようと服を選んだ。スエードのブーツで秋っぽさを出してみた」と話す。
名古屋市のバイヤー(29)は、遠くからでも目立つふさふさした帽子がこの日のポイント。今年買ったもので、5種類のリアルファーを縫い合わせてある。「もう秋かなと意識してかぶってみた」。ベージュのプルオーバーに描かれているのは山猫のダンス。バッグもアニマル調をもってきて、足元は黒のブーツで引き締めた。
アクセサリーの企画をしている東京都台東区の女性(27)は、ボヘミアンなチュニックをミニドレス風に着こなしてみた。「服の感じに合わせて、アクセサリーやバッグも選んだ」という。フリンジがたくさんついたバッグが雰囲気を添えていた。