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くせ毛の構造を画像で解明 細胞分布に偏り 花王

2009年6月19日16時11分

 くせ毛は、毛の中にある2種類の繊維状の細胞が偏って分布して起きていることを、花王の研究グループが画像化して明らかにした。くせ毛を直す製品の開発につながる可能性がある。

 髪の毛は表面を覆うキューティクルの下に、微細な繊維状のコルテックスという細胞が縦方向に束になって並んでいる。コルテックスは構成するたんぱく質の違いでオルト、パラという2種類の細胞があることが知られており、研究グループは蛍光色素で染め分ける方法を開発。約230人の日本人女性のくせ毛と直毛を調べた。

 すると、直毛では両者の細胞が同心円状に並び、大きな偏りはなかったのに対し、くせ毛では曲がった部分の外側にオルト細胞が多く、内側にパラ細胞が多いことが画像で示された。

 くせ毛の断面を電子顕微鏡で3次元的に撮影すると、オルト細胞の集まった外側では繊維がねじれて配列、内側ではパラ細胞が真っすぐに並んでいた。直毛とくせ毛の部分がある1本の毛でも、くせ毛の部分は同様の構造だった。

 花王ビューティケア研究センターの伊藤隆司副主席研究員は「なぜこうした変化が起きるかはわからないが、構造がわかってきたので、くせ毛を直す成分の開発などにつなげたい」と話している。(本多昭彦)

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