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2010春夏パリ・オートクチュールコレクション 宝飾ブランドが初参加

2010年2月19日11時17分

写真:ブシュロン拡大ブシュロン

写真:ヴァンクリーフ&アーペル拡大ヴァンクリーフ&アーペル

写真:ショーメ拡大ショーメ

 今回から「パリ・オートクチュール」として発表されることになった五つの仏高級宝飾ブランドの新作発表は、主にバンドーム広場の各店で開かれた。クチュール協会のディディエ・グランバック会長は「これらの宝飾ブランドが目指す技術的な洗練と完璧(かんぺき)さは、オートクチュールの伝統と共通する。互いに寄り合うことで今後の新たな創造の刺激にもなる」と説明した。

 作品はどれも贅(ぜい)と技を尽くした珠玉のハイジュエリーばかり。なかでも、カナダのサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」を題材にしたブシュロンのネックレス20点の芸術性には目を見張った。各演目のイメージに合わせて、ルビーやピンクサファイア、ダイヤモンドなどが大胆奔放に組み合わされて、天上と地上の人々が融合する姿やジャングルの水の流れなどが表現された。

 また、ヴァンクリーフ&アーペルは、サファイアやダイヤモンドを曲線的に配して、繊細で優雅なチョウを再現した。多くは一点物で例年、会期中にほぼ売り切れるという。

 アイコンのハチをモチーフにラブリーで詩的な新作をそろえたのはショーメ。シャネルは、流れ星形のダイヤモンドネックレスなど創始者ココが手がけた作品の復刻版を中心にすえた。

 いずれも数百万円から億を超える価格だが、貨幣や貴金属の価値が変動する中、「より美術工芸品的な価値のある宝飾品を求める傾向が強くなってきた」(ブシュロン本社ジャンクリストフ・ベドス社長)という声が多かった。(編集委員・高橋牧子)

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