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バーゼルワールド2010 青い宇宙が刻む時間

2010年4月19日10時40分

写真:グッチ U−プレイ拡大グッチ U−プレイ

写真:シャネル J12マリン拡大シャネル J12マリン

写真:パテックフィリップ クロノグラフ5960拡大パテックフィリップ クロノグラフ5960

写真:シチズン エコ・ドライブ アイズ拡大シチズン エコ・ドライブ アイズ

写真:セイコー ガランテ「鉄腕アトム」モデル拡大セイコー ガランテ「鉄腕アトム」モデル

写真:写真右:オメガ・スピードマスター アポロ・ソユーズ35周年記念モデル/写真左:ラドー セラミカ・デジタル・オートマチック拡大写真右:オメガ・スピードマスター アポロ・ソユーズ35周年記念モデル/写真左:ラドー セラミカ・デジタル・オートマチック

写真:ブライトリング スーパーオーシャン拡大ブライトリング スーパーオーシャン

 世界最大級の時計・宝飾展示会「バーゼルワールド2010」が先月、スイスであった。世界100カ国から昨年を上回る10万人超が来場。各ブランドが戦略的な新作を多く投入し、市場の復調を見越した反転攻勢を印象付けた。

 今年は1915ブランドが出展。世界的な服飾ブランドが時計を有力商材とみなし、デザイン、機能、価格のバランスに優れた製品開発に力を入れている。

■服飾ブランドが攻勢

 例えばシャネル。J12の新作マリンは、黒いセラミックケースに青いベゼルが印象的なダイバーズウオッチだ。300メートル防水の本格派ながら、街にも映えるシックな顔立ち。パワーリザーブ(稼働時間)42時間の自動巻き、ケース径42ミリで予価49万9800円。

J12シリーズはハイジュエリー時計など限定10本程度の品もあり、富裕層への目配りも忘れない。

 グッチも、オメガの社長などを務めたミケーレ・ソフィスティ氏を時計・宝飾部門のトップに迎え、モデル拡充を図る。男性向け自動巻きの3針モデルは15万円台から。フリーダ・ジャンニーニがデザインした女性向けのU―プレイは三つの色と素材のベゼルとベルトが付き、服や気分に合わせて自由に換えられる。青いオーストリッチのタイプで予価11万9700円は魅力的な設定だ。

 時計専業ブランドでも、コレクションの差し色のように、青を利かせた時計を出すところが目についた。

 パテック・フィリップは06年発表のクロノグラフ5960を青で一新。プラチナケースに映える深い青の文字盤下部に60分計と12時間計が一体化したサブダイヤルを配し、紺のアリゲーターベルトが品格を添える。予価777万円。

■宇宙にも注目

 日本勢では、シチズンのコンセプトモデル、エコドライブ・アイズの立体的な白いセラミックの文字盤に青い針とロゴが際立つ。カシオはソーラー電波時計オシアナスマンタのサファイアベゼルが青く光を反射し、マナスルは夜明け前の空が真っ青になる一瞬をモチーフにしたという。

 セイコーはガランテの「鉄腕アトム」モデルを青に。宇宙をイメージした文字盤のアトムが今にも飛び出しそう。「日本中が夢を追っていた時代を思い出し元気を出してほしい」と同社。自動巻き。150本限定で47万2500円。

 その宇宙をめぐって物語と新技術の話題もあった。

 オメガは75年のアポロ・ソユーズドッキング35周年を記念し、文字盤に隕石(いんせき)を使ったスピードマスターを出した。1975本限定で予価85万500円。

 ボールウォッチが、初の民間宇宙飛行をした操縦士ブライアン・ビニー氏が宇宙で使うことを想定したスペースマスター・オービタルは、適宜ローターを固定して衝撃に耐える機能を搭載。高さ5メートルから落とす実験でもムーブメントを守ったという。999本限定で予価44万5200円。

 意外な新発想も。ラドーのセラミカ・オートマチックデジタルは、自動巻きのローターが作るエネルギーを蓄電し、LCD画面に時刻をデジタル表示する。パワーリザーブは驚異の120日間。34万4400円。同じスウォッチグループのハミルトンのパルソマティックも同じメカニズムで15万2250円から。

 市場の変化に合わせ、伝統モデルを一新したのがブライトリングだ。ダイバーズウオッチ、スーパーオーシャンをケース径42ミリの1500メートル防水とし、内側のベゼルに青、黄、赤など5色を設定。精悍(せいかん)で若々しくなった。ラバーベルトで予価25万円台から。

 一方でブルガリやハリー・ウィンストンなど高級ジュエラーが機械式時計を独自に開発する動きも加速し、時計メーカーとして存在感を高めていた。(菅野俊秀)

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