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ウエディング最新事情 プリンセスやツーウェイが好き

2010年6月21日11時7分

写真:「サンクタカリナ」ブランドのドレスを着た香里奈=伊ケ崎忍撮影拡大「サンクタカリナ」ブランドのドレスを着た香里奈=伊ケ崎忍撮影

写真:ヒサコタカヤマのドレス(トレーンつき)拡大ヒサコタカヤマのドレス(トレーンつき)

写真:ヒサコタカヤマのドレス(トレーンなし)拡大ヒサコタカヤマのドレス(トレーンなし)

写真:スペインのDevota&Lombaのドレス=「ギャップ・ブライダルコレクション」提供拡大スペインのDevota&Lombaのドレス=「ギャップ・ブライダルコレクション」提供

写真:ニューヨークのMonique Lhuillierのドレス=「ギャップ・ブライダルコレクション」提供拡大ニューヨークのMonique Lhuillierのドレス=「ギャップ・ブライダルコレクション」提供

写真:ユミラインのドレス(左)と桂由美=福岡亜純撮影拡大ユミラインのドレス(左)と桂由美=福岡亜純撮影

 6月は結婚式の季節。ウエディングドレスの代表格、フランス人形のようにスカートが広がるプリンセスラインは、若い花嫁を中心に相変わらずの人気を集める。1着で二通りに着られる「ツーウェイ」型も進化中。貸衣装文化に彩られた、日本独自のウエディング事情も見えてきた。(安部美香子)

■お姫さま路線

 モデル・俳優の香里奈がプロデュースするウエディングドレスのブランド「サンクタカリナ」のショーが6月初め、東京都内であった。デニム素材や黒、タータンチェック柄など、ハードな印象のドレスが新鮮だったが、最後はやはり愛らしい白。左側の腰に大きなバラを飾った純白のドレス姿の香里奈が、ショーを締めくくった。

 「今の人気はプリティ・シック。左右非対称など、シックな要素のあるかわいさが受けています」と、ウエディングドレスをデザインして46年の桂由美は言う。

 体の線を生かしたスレンダーな「ユミライン」が桂の代名詞。すそは和服の「お引きずり」を模している。世界的にはこうしたセクシー路線が主流というが、日本では、装飾の多いお姫さま風の人気が根強い。背景には衣装のレンタル制度など、日本なりの慣習があると桂は言う。

 「ボリュームがあってもレンタルなら家に置かなくていい。日本のお客さんは上昇志向が強く、豪華で高価なものを求めることも、レンタルの需要を支えている」

 日本と海外で結婚式の流儀が違うと、それがドレスの装飾にも影響してくる。パーティーでダンスをする欧米に比べ、日本では花嫁の動きが少ない。披露宴では高い位置に長く座るので、上半身に、立体的に見せるための飾りが必要だという。

 1着で2度楽しめるツーウェイドレスも注目されている。大阪と東京に店を構える「クチュールメゾン・ヒサコタカヤマ」では、デザイナーで社長の高山尚子が様々なパターンを開発してきた。

 チャペルの結婚式では長いトレーン(引き裾(すそ))を引き、取り外すと軽快なプリーツスカートになるドレスや、両肩を出すビスチェ型から、襟つきやワンショルダー型になるものもある。

 「式と披露宴の両方で着るため、変化をつけたいというお客さんの希望に応えた」と、高山は話す。

■依然レンタルが主流

 結婚情報誌「ゼクシィ」の調査では、2008年に挙式した人のうち、ウエディングドレスの既製品をレンタルした人が78.2%。買った人は注文と既製品の合計で17.6%だった。提携先の衣装業者以外のドレスを着ると、持ち込み料を課す結婚式場やホテルが多いことも、ドレス購入が広がらない一因のようだ。

 「洋服と同じ感覚で、好きなブランドの好きなドレスを買う風潮が広がれば」コレクション専門誌「ギャップ・ジャパン」の小沢有美子マネージングエディターは言う。同社は09年と10年にマドリード、バルセロナ、ミラノ、パリ、ニューヨーク、東京で発表された新作ドレスを紹介する書籍を発行した。ミニドレスや2色使いなど、カジュアルで型にはまらないデザインも多い。

 ゼクシィのドレス担当デスク松本依子さんも、ドレス選びに式場の方針が影響していると感じる。「持ち込みを自由にしたり、提携先の衣装業者を見直したり。式場の考え方が変われば選択肢が増え、花嫁のためになるのでは」

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