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夏メーク、女っぽさ強調

2011年6月17日10時30分

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写真:「1:9」分けヘアと濃いアイメークのアルベルタ・フェレッティ拡大「1:9」分けヘアと濃いアイメークのアルベルタ・フェレッティ

写真:鮮やかな口元のジル・サンダー=いずれも2011年秋冬コレクション、大原広和氏撮影拡大鮮やかな口元のジル・サンダー=いずれも2011年秋冬コレクション、大原広和氏撮影

写真:カネボウが勧める「スマイルライン」メーク=東京・茅場町の美容研究所拡大カネボウが勧める「スマイルライン」メーク=東京・茅場町の美容研究所

写真:メークを画面上でシミュレーションできる=東京・銀座のザ・ギンザ拡大メークを画面上でシミュレーションできる=東京・銀座のザ・ギンザ

 赤い唇に、ボリュームたっぷりのまつげ。ひねりをきかせたまとめ髪。ファッションはシンプル化傾向を強めるが、この夏、それを補うようなやや強めの、女っぽいヘアメークが主流になりそう。仕上がりの質感や機能性に新味のある化粧品も登場している。

■赤い口元

 メークで一番のニュースは、唇に赤みが戻ってきたこと。このところずっと肌の色に近いベージュ系が主流だったが、鮮やかな赤やピンク、オレンジ系など明るい色が注目されている。

 服のトレンドが、シャツと太めのパンツなど少年風なマスキュリン(男性的)スタイルや、飾りの少ないさっぱりとしたワンピースなどの定番的スタイルが目立つため、ナチュラルメークでは見た目が引き立たない。赤系の唇で女っぽさをプラスするとバランスが取れる。もう去年あたりからパリなどのコレクションでも赤めの口元が出始めていて、この秋冬はさらにその傾向が強くなっている。

 真っ赤はちょっと、というなら、コーラルピンクやピンクベージュなら柔らかくて親しみやすい。ビューティジャーナリストの松田文乃さんは「今より一段階だけ明るめの色にするだけでも顔が映える」と勧める。

 質感は、つやのあるタイプが今っぽく見える。発色が良く、保湿効果を高めた商品を多くのメーカーが販売し始めた。シャネルは4月、色とつやに特化した口紅の新商品ルージュココシャインを発売。細身のスティックタイプで全20色ある。「とろけてきらめくような新しい質感と、気負わずにつけられる点からか、ヒット商品になっている」(広報)という。

■ぱっちり目元

 また、ぱっちりとした目元作りもポイント。まずはまつげにボリュームを持たせること。マスカラは下地を塗った上で、2度塗りや3本くらいまとめて太くするなどで、ぼてっとさせるのがこつ。

 アイラインはこれまでよりくっきりと目の形に沿って描き、目尻で上げずに少し下向きにすると今年らしく見える。アイシャドーは赤系のブラウンやパール感のあるタイプが人気で、目尻側の目の下にも広げると印象が柔らかくなる。

 イヴ・サンローランが今春発売したアイシャドー、ピュアクロマティックスは、そのままつけるとソフトだが、水を含ませてつけるとメタリックな質感に仕上がる。その変化はマジックのようだ。眉は男の子のように太めでまっすぐ、でも色は薄く。少し前に流行した「女優眉」のように眉山を作らず、ふんわりと描くといい。

 この春夏は服で明るい色がトレンドになっているのを受けて、頬にも色みをのせる傾向も出ている。肌は軽めのベースで、サーモンピンクやピーチなど、ほど良い血色を感じさせる色でフレッシュに仕上げる。

 カネボウでも口紅と頬紅に色みのあるものを推す。チークの色は口紅とそろえ、笑うと高くなる部分に置いてから、口角の方向へ楕円(だえん)形にのばす。頬、口、頬をつなぐラインができ、カネボウではこれを「スマイルライン」と名付けた。顔全体がにっこりした優しい印象になるという。

■髪はコンパクトに

 髪形は節電対策も兼ねて、束ねるなどでコンパクトにまとめるのが今年風。ポニーテールやシニョン、三つ編みなどが中心だが、外側から内側にねじったり、うねりを作ったりしてふわっとさせる。後頭部をふくらませるのが極意。男性に見る7・3分けなど髪を横分けにするのも新鮮だ。(編集委員・高橋牧子 安部美香子)

■銀座にメーク発信基地

 東京・銀座7丁目の資生堂ザ・ギンザビルが先月、メークの発信基地に生まれ変わった。ここはもともと、95年前に化粧品部が設立された同社の原点。1〜3階の計830平方メートルを使い、メークの楽しさを伝えようと試みる。

 自然光が入る1階は、化粧品約2千点を試せる。アイテムごとに資生堂のほぼ全ブランドの商品を比較できるよう並べられている。

 2階は対面カウンターのほか、ヘアメークスタジオ(メーク3675円〜)や写真スタジオがある。10室ある有料パウダールーム(30分840円)は、化粧品やヘアアイロンが無料で借りられ、コンセントや無線LANもついている。「F1レーサーがピットに入るように、きれいになって元気を取り戻してほしい」と吉田聖子店長。3階にはエステや肌の診断、メークのレッスンを受けられる個室がある。

 店員の制服はソマルタ、インテリアはイタリアとイギリスの建築家ユニット「クライン・ダイサム・アーキテクツ」。白い壁と赤じゅうたんが、乙女心をくすぐる。

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