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「完全・不完全の境界広げる」 NY「ロダルテ」のデザイナー

2010年3月16日

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写真拡大ケイト(左)とローラ・ミュラヴィー姉妹=ニューヨーク、大橋小太郎氏撮影

写真拡大2010年秋冬コレクションより=大原広和氏撮影

 ニットや刺繍(ししゅう)、レースなど手技を駆使し幻想的な服を生み出す米国の「ロダルテ」。ニューヨークの国立デザイン美術館で企画展示されるなど(14日まで)評価を得ている。デザイナーはケイト(31)とローラ(29)のミュラヴィー姉妹。ローラに聞いた。

 2010年秋冬ニューヨーク・コレクションでは、かぎ編みニットやビーズ、手染めの生地などでロマンチックで退廃の美も漂う世界観を見せた。昨秋、姉妹で旅行したメキシコ国境の町が創造の源という。「工場で夜通し働く女性の話を聞き、想像をふくらませた。どこか悲しい感じで、夢遊病者もイメージした」

 これまでも廃虚をテーマにするなど、内省的な姿勢で異彩を放つ。昨年は米国ファッションデザイナー協議会の大賞を受賞した。対極にあるようだが、ファストファッションとの共同企画の経験もあり「互いに影響しあえばいい」という。

 「革新的であるには、ただ美しさを追求するのではなく、完全と不完全が同居する方がいい。その境界を押し広げていくのがロダルテの進む道です」(小川雪)

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