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シックで洗練されたボヘミアン ミッソーニ

2008年02月18日

 08〜09年秋冬ミラノ・コレクション2日目の17日、有力ブランドのショーが行われ、世界中からジャーナリストやバイヤーが集まり始めた。それと同時に、雪がちらつくほどの寒気も到来。ファッションピープルにとってショー会場は、凝ったゴージャスな毛皮コートの格好の見せ場となっている。

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ミッソーニ(08〜09年秋冬ミラノコレクション)

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ジャスト・カバリ(08〜09年秋冬ミラノコレクション)

 一方、ランウエイで目立っているのは、60年代末から70年代前半に流行した、エレガントなボヘミアン調。自由で自然体のヒッピースタイルと、イヴ・サンローランを筆頭とするパリモードの優雅さをミックスしたようなデザインだ。08年春夏にもナチュラル感の表現として登場していたが、深みのある明るい色を使ってさらに洗練させている。

なかでも秀逸だったのが、ニットが得意なミッソーニ。いま最もデザインをコピーされているブランドのひとつだ。

たとえば、南米の素朴な民族服ポンチョや生地をゆったりと体に巻きつけたサックドレス。ピーコック(クジャク色)やターメリック、ラズベリーといったシックな色を組み合わせて、リラックスした中にも若々しい華やぎを感じさせた。

 ジャスト・カバリも当時人気だったロンドンの店「ビバ」のボヘミアン調をほうふつとさせる。スモックドレスやベルボトムパンツに決まって、つばの広いキャプリーヌ帽が合わされた。

 エンポリオ・アルマーニは、正統派のスーツの新しいバランスを探した。基本は、小さなジャケットにひざ丈スカートかゆったりとしたパンツ、足元はフラットシューズ。ベーシックだが、フレアやタックが前シーズンとは違うプロポーションを作る。

 雪が降り続く公園の映像を背景に、淡い同系色の組み合わせでロマンチックなガーリースタイルを並べたのはブルーガール。

 スコットランドのカシミヤのブランド、バランタインは、ミンクとカシミヤ製のいかにも豪華なブランケットを発表した。ドバイやロシアの富裕層向けで、価格は数千万円とか。バランタインは今シーズンから、世界の各地域の気候や顧客の志向をふまえた商品をそれぞれに展開していく戦略に切り替えた。日本など温暖な地域に向けては、カシミヤにシルクを混ぜて汎用性を高めたという。(編集委員・高橋牧子、写真は大原広和氏撮影)

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