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さりげなくハイテク素材 ナオキタキザワ、NYデビュー

2007年09月25日

 「ナオキタキザワ」が11日、ニューヨーク・コレクションでデビューした。イッセイミヤケの前クリエーティブディレクター滝沢直己が立ち上げたブランドだ。

写真

ナオキタキザワのドレス=大原広和氏撮影

 ショーは藍(あい)色のドレスとパンツの組み合わせで始まり、シャツにショートパンツといったカジュアルなスタイルが続く。色彩はシンボルカラーの藍に白、黒、ベージュなどに絞り込んでいる。

 着心地のいいリアルクローズだが、実はさりげなくハイテク素材が使われている。例えば、銅を特殊加工で生地に載せたドレスは時間を経てさびたような雰囲気をかもし、極薄ポリエステルのドレスは天上的な軽やかさを演出する。

 いかにも素材にこだわる日本ブランドらしい服づくりだが、米国で求められるのはむしろ明確なマーケティングだという。

 「何を誰のためにいくらでつくれるかが常に問われる。徹底したコマーシャリズムの世界」と滝沢は話す。イッセイミヤケでコレクションを発表してきたパリとの違いに戸惑いもあるようだ。

 「でも、制約があってこそ鍛えられる。フィギュアスケートに例えれば、『規定演技』をクリアして初めて自分のクリエーションという『自由演技』に進めるのだと思う」。その厳しさがニューヨークを選んだ理由でもある。

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