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顔回りのおしゃれ新傾向 「まんまるメガネ」に注目!

2010年9月9日

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写真:美容師の彼。かっちりしたプレッピーなスタイルに「あえて」のかっちり感を加えた丸メガネ。拡大美容師の彼。かっちりしたプレッピーなスタイルに「あえて」のかっちり感を加えた丸メガネ。

写真:ワイルドさ漂う彼。豪快さあふれるスタイルの、引き算アイテムとしての丸メガネを用いて。拡大ワイルドさ漂う彼。豪快さあふれるスタイルの、引き算アイテムとしての丸メガネを用いて。

写真:シンプルでベーシックな着こなしだからこそ、丸メガネでポイントをつけて。拡大シンプルでベーシックな着こなしだからこそ、丸メガネでポイントをつけて。

写真:まさに我が道をゆくスタイル! だからこそ丸メガネで知性を加えて。拡大まさに我が道をゆくスタイル! だからこそ丸メガネで知性を加えて。

写真:丸メガネをサングラスとして取り入れている人も。モードな着こなしを得意とする彼。彼のような丸顔には小さなフレームが似合う。拡大丸メガネをサングラスとして取り入れている人も。モードな着こなしを得意とする彼。彼のような丸顔には小さなフレームが似合う。

写真:彼も丸顔。やはりフレームは少し小さめ。拡大彼も丸顔。やはりフレームは少し小さめ。

写真:ちなみに、これは去年の同じ時期の一枚。存在感のある黒ぶちフレームにスクエアな形。彼はスタイリストだという。拡大ちなみに、これは去年の同じ時期の一枚。存在感のある黒ぶちフレームにスクエアな形。彼はスタイリストだという。

 シトウレイです、こんにちは!

 え?!9月?って新学期?もう2学期は始まっちゃってる?!そんな気分はさっぱり感じられない、今年の日本の猛暑は異常! ストリートは依然、夏のムード(というか温度というか)をキープオンですが、ふと見るとお店のディスプレイはすっかり秋冬モードにシフト中。

 長引く夏。もういい加減「ザッツ・夏!」テイストなファッションは飽き飽きしている…。気持ちはあれども、ニットやファーのホカホカグッズを手に取る気分になるには気温が高すぎて。。。

 ちょっと気分は変えたいけれど、季節が変わらぬジレンマな時期、気軽に気分転換するにはうってつけのアイテムがあります。季節も気温も左右されないアクセサリー、それは「メガネ」! 今回は顔まわりのオシャレに注目してみました。

 メガネをオシャレの道具として考えてみると、挙げられるのはここ数年、依然根強い「黒ぶちメガネ」ブーム。男子も女子も、モード派からストリート派、オシャレオタクとも呼ばれるマニアさんから、最近オシャレに目覚め始めた初心者さんまで、日本はモチロン全世界中で大きなムーブメントになっていました。何ソレ?とイメージがつきにくい方! 「Dr.スランプあられちゃん」の、あのメガネを想像していただければどんぴしゃズバリです。その流れから、同じ形のサングラスも大きくトレンドを牽引していました。

 さて、ここ昨今続いていた「黒ぶちメガネ」。言い換えればこれ以上のヒット作がメガネアイテム市場には出てこなかったとも言えるんです。いい加減、黒ぶちメガネも飽きたけど、それ以上の何か面白いのには出会わないし、、、という事で、惰性も手伝い、安易にいつもの黒ぶちに落ち着いていた人もいるのでは?

 「ギクリ!」としたあなた、朗報です! 「え、次何かあるの?」と乗り出したあなた、福音です! 数年の黒ぶちブームに黒船襲来、満を持して浮かび上がってきたのが、ズバリ「まんまるメガネ」、略して「丸メガネ」! 黒ぶちメガネとの対比も交え、少し細かく見ていきましょう。

 その(1)、レンズまわりの形について。黒ぶちメガネ(及びサングラス)はレンズの部分が四角いのですが、丸メガネはズバリそのまま「まんまる」です。

 その(2)、レンズまわりのフレームについて。黒ぶちメガネのフレームが若干太めで存在感があったのに比べ、丸メガネはフレームが細い、つまり存在感をそれほど主張しないスマート、軽いフレームになっているんです。

 黒ぶちメガネはそれ一つでインパクト(存在感)が強いので、確信犯的に全体の着こなしのハズシとして、「ファニー感」を演出しているアイテムとして使われてきた土壌があったのですが、丸メガネはもう少しスマート、かつ「知性感」を演出可能。

 丸メガネといえば、古くは武者小路実篤のような文豪、そして数多くの学者さんたちのトレードマークでした。そう!そんな背景もあることから、丸メガネにはかけるだけで「インテリジェンス」を喚起する何かが、あたしたちの記憶の中に刷り込まれているんです。

 さてここで一度、「ハズシ」のアイテムとは何か、という事を考えてみましょう。「ハズシ」とはベーシックなスタイルにちょっとだけ付け加える小物、靴やネクタイ、帽子やバックなど、それがあることで引き締めたり、かっちりしすぎたスタイルをカジュアルダウンさせたりする、そういったポイントになるアイテムの事を言います。

 今までその「ハズシアイテム」に求められていた感覚は、崩すという感覚での「ファニー感」、つまり黒ぶちメガネに代表される「スプーン一匙(さじ)程度のおバカ感」。

 そしてここ最近は、トレンドを作る人達があえて「知性」や「インテリジェンス感」を加える方向、感覚に流れてる、そんな様子を感じます。

 さてこの流れ。よくよく観察してみると、大きく2つの流れを見て取ることが可能です。一つは「あえての知性・てんこ盛り型」、そしてもう一つは「崩しすぎたから、もう少しキリッと整える・カムバック型」。

 前者は、かっちりしすぎたトラッドスタイルや、計算されつくしたモードテイストに。あえて知性をプラスすることで、その過剰さを楽しむスタイル(足し算型)。後者はカジュアル&リラックス、もしくはワイルド、または我が道を信じて突き進むスタイルに、もう少し「きちんと感」をカムバックさせる「引き算型」、とも換言できましょう。

 「知性」って、なんとなくパーフェクトに近づくための手段でしたが、ファッションを通して「知性」という名のハズシを知る。丸メガネは、今まで持ってた概念を、柔軟な見方で考えてみるいいきっかけになるかも知れません。

 ではではまたね。

 お相手はシトウレイでした! チャオ!

プロフィール

シトウレイ(Rei Shito)

石川県加賀市出身。早稲田大学教育学部在学中よりモデルデビュー。

STREET FASHION CULTURE誌「STREET」「FRUiTS」「TUNE」でフォトグラファーとして活躍後、08年より東京のストリートファッションを海外に向けて発信するサイト「STYLE from TOKYO(http://reishito.com/)」を開始。毎日更新で東京の「今」を全世界に向けて届けているパワーブロガー。原宿のファッションアイコン的存在でもある。新聞、雑誌、WEBなどで活躍中。
今夏、初の電子書籍による写真集を出版。iPod/iPhoneにてご覧いただけます。詳細はHPにて。http://www.d21.co.jp/contents/campaign/StylefromTokyo/


10年、シンガポールのファッションビルで館内全体のヴィジュアルディスプレイを担当。
10年、モスクワ中央芸術家会館にて若手アーティスト達による合同展開催。

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