「ハマトラ」リカちゃんを企画した北原照久さん
70年代後半から80年代にかけて、若い女性たちの間に爆発的なブームを巻き起こした「ハマトラ」ファッション。発祥の地である横浜・元町のブランドの協力を得て、コレクターとして知られる北原照久さんが企画した「横浜元町リカちゃん」(タカラトミー製)の人気が衰えない。第4弾が26日、横浜人形の家で売り出される。
リカちゃん生誕40年の昨年4月に限定販売された第1弾は3日間で完売し、すでにプレミアムが付いている。第1弾から第3弾には、「ハマトラ」御三家と呼ばれる服のフクゾー、靴のミハマ、バッグのキタムラに加え、スタージュエリーがピアスを、リカちゃんが手にするフランスパンはポンパドウルが協力した。
「横浜元町リカちゃん2008EDITION」と名付けられた第4弾では、近沢レース店がリカちゃんのかざす日傘で協力し、元町の6ブランドがそろう。
2千体の限定発売で、横浜・元町にある横浜人形の家で売り出すため、ファン垂涎(すいぜん)の一品になりそうだ。
横浜人形の家のプロデューサーを務める北原さんが昨年4月、リカちゃん生誕40年を記念する展示企画を人形の家で開く際、元町が発信した「ハマトラ」ファッションに身を包んだリカちゃんを考えたのが、第1弾誕生のきっかけだった。
北原さんによると、元町の「ハマトラ」ブランドに、リカちゃんが使う服や靴、バッグのデザイン画を持ち込み、色やブランドロゴの位置などの検討を重ね、サンプルも数体作ったという。発案から実際の人形が出来上がるまで4カ月を要した。
テレビやラジオで発売日を知らせたこともあり、タツノオトシゴのロゴをあしらったカーディガン姿の横浜元町リカちゃん第1弾は、あっという間に完売。30代から50代の女性が中心のリカちゃんファンが全国から横浜人形の家を訪れ、発売から2カ月後も売り切れへの苦情が続いた。
第1弾から第4弾まで値段はいずれも1万2600円。横浜人形の家によると、2500体限定で昨年8月と12月に発売した第2弾、第3弾はまだ売れ残りがあるものの、第1弾にはすでにファンの間で4万円近い値段が付いているという。
第4弾の「ハマトラ」リカちゃんは、ワンピースに赤いカーディガンをはおり、日傘を差している。北原さんは「リカちゃんは時代とともに顔も服も身長も変化したが、ハマトラは今も横浜の象徴のひとつだ」と語った。
(小森谷清光)
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