■ブランドの象徴的モチーフ「リボン」のオプティカルプリントが、大人の女性のかわいらしさを引き出してくれそうなドレスは「レッドヴァレンティノ青山ブティック」のもの。スカートの裾には芯を入れて、シルエットをふんわりとさせた。背中部分はシャーリングになっていて、上半身のフィット感もある。何より、クチュールメゾンのテクニックに触れることのできるおめかし着。9万4,500円。
■銀座三越3階「ル・プレイス」では「ジャスト・カヴァリ」のドレスを手に取る。デザイナー自身が撮影したヒョウ柄の写真を原本として、布にプリントするという手の込んだ生地を用いている。ジャージー素材でゆるやかに体に沿うデザインは、体の線をきれいに見せ、品の良い華やかさを醸す。長めの袖、プリーツの裾などに配した黒が効果的に全体を引き締める。5万8,800円。
■身ごろに用いたシルクの繊細なレースが美しいドレスは、表参道ヒルズ「ミリー」で見つけたもの。ハリと光沢のあるナイロンタフタを二重(ふたえ)にして用いたスカートと相まって、どこか非日常感がある。動きに合わせて揺れるドレスは可愛らしく、ついくるっと回ってみたくなるほど浮き浮きとした気持ちにさせてくれるデザイン。黒の羽織ものなどを合わせてシックに着こなしたい。6万9,300円。(飯塚りえ)