ニューヨークの目抜き通りにある世界最大級のデパート「メーシーズ」のコーチの店が今秋、リニューアルした。(写真はOMA提供、フィリップ・ルオルト氏撮影)。設計を手がけたのは、重松象平が束ねるOMAニューヨーク。重松は「売り場全体をひとつの“都市”と考え、都市を計画するようにデザインした」と言う。街と同じようにブランド店がひしめく中で、天井に届かんばかりに立ち上がる透明のL字形設備が目をひく。「図書館をイメージし、商品のバリエーションを一目瞭然に。店内にあるが、ショーウインドー的な意味もある」。コンセプトは来春、東京・表参道にオープン予定の路面店にも引き継がれるという。(市川暁子)