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コルト・モルテド 未来と過去、見つめる視線

2008年01月14日

 上質感とポップな感覚を兼ね備えたバッグでいま注目の新進ブランド「コルト・モルテド」を率いる。両親はイタリアの皮革ブランド、ボッテガ・ヴェネタの創業者でいわばサラブレッド。メンズの発売を機に来日した。

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ガブリエレ・コルト・モルテドさん。77年、ニューヨーク生まれ。ニューヨーク大学で美術史を学び、04年パリでブランド設立。

 新しく始めたメンズバッグは、自分や友人が欲しいと思うようなデザインです。大ぶりで長く使えて、カジュアルなのに存在感がある。作品のヒントは、ジョニー・デップ主演の映画「クライ・ベイビー」から。ジョニー演じる不良少年のように、成功への野望とそれを達成できる行動力を持つ若いビジネスマンに持って欲しい。

 良いバッグとは、機能的で、しかも作り手の個性を凝縮したようなものだと思う。僕のバッグの個性とは、両親から受け継いだ職人技と高品質の革。それに、もっと時代の危機感を見つめようとする姿勢かも知れません。

 たとえば、レディースの08年春夏バッグにはピカピカした近未来的なメタルと、古代ギリシャ風の不ぞろいの編みひもや古びたコインをミックスしてあしらいました。

 地球や人々の心が壊れかけているような環境の中で、いま必要なのは未来と遠い過去を同時に見つめる複眼的な視線を強くすることだと思うから。また、真のぜいたくとは、昔の高度な手仕事がもっていた多様な複雑性ともいうべき側面に宿る気がするのです。

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