現在位置:asahi.com>ファッション&スタイル>話題> 記事

過去とモダン「対比楽しんだ」 オーランド・ピタ

2008年01月29日

 パリ・コレクションなどで有名メゾンのヘアデザインを担当、マドンナらハリウッドスターも通うサロンを経営するヘアスタイリスト、オーランド・ピタ。ヘアケア製品を販売するヴィダルサスーンのキャンペーンで今月来日した。ファッション観やショーでの作風を聞いた。

写真

「日本は何にしてもレベルが非常に高い。ヘアデザインの水準の高さにも驚きません」とオーランド・ピタ

写真

ヴァレンティノのショーで、見せたヘアスタイル=大原広和氏撮影

 08年春夏コレクションだけでも15メゾンのショーを担当。髪の質を生かしたモダンな仕上げが特徴だ。例えばディオール。今回はマレーネ・ディートリヒら過去のスターからヒントを得たコレクションだ。

 「逆に髪はモダンに仕上げたかった。春夏だからビーチでのヘアをイメージし、水と塩を用いてスタイリング。過去とモダン、最高級の服と飾らない髪形を合わせて、コントラストを楽しんだ」

 デザイナーの交代を控えたヴァレンティノでは、後任の若手デザイナーへの「シフト(変換)」を意識したという。若々しい花柄プリントといった可愛らしさが目立つのに合わせ、ヘアスタイルはクリサンタム(キクの一種)の小さな花びらをイメージした。

 「流行の色柄物なら、髪形はシンプルで空気感のあるものに。服のネックラインにボリュームがあれば、アップにするのもいい。軽い感じの服なら巻き髪も」

 ただ、「髪形に定番や流行はない」が持論。顔の形や髪の質、昼か夜かなどによっても大きく異なり、ファッションの中でも最も個人的なものだと考える。

 ニューヨークのサロンは、その人にあわせた独自のスタイリングが好まれ、スターも足しげく通ってくる。1回800ドルという値段に批判もあるが、「様々な人種の髪の質を熟知し、スタイルは100%オーダーメード。しかも1時間半つきっきり。服には大金をつぎ込むのだから、髪形ももっとゴージャスにしてよいのでは?」

このページのトップに戻る