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「手仕事」を根底に 三宅一生に聞く

2008年04月21日

 今回の展示には作家としても参加し、インスタレーションを制作した。巨大な竜の体内に8人の少女がいる「21世紀の神話」です。この時代に感じている恐怖と、その先にある希望を表現した。

写真

企画展「21世紀人」をディレクションした三宅一生=東京・六本木で、郭允撮影

 素材は紙。包装紙をもみほぐして裁断し、編んだものをつないでいく。若いスタッフが半年間、すべて手作業でやった。

 若い世代には手を使うことを仕事の根っこの部分に持っていてほしい。人間の体、生活、そこからひろがる社会を知らないと、結局は廃棄物を大量に作ってしまうから。

 紙に関心を持ってみると、すばらしい産地があるけれど後継者がいないという、この国の悲しい現実にぶつかる。日本で生まれ育ったものづくりの文化は継承・再生しなければいけない。2121デザインサイトの活動を通してそれがわかった。時代背景は暗いけれど、ポエジー(詩)を持って前に進みたい。

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