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18世紀の人形、有名デザイナーの衣装で復刻 パリ

2008年8月5日

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写真陶器の人形たち。左からヴィヴィアン・ウエストウッド、ガレス・ピュー、ヴィクター&ロルフ、滝沢直己、エステバン・コルタザル作=大原広和氏撮影

 ドイツの老舗(しにせ)陶器メーカー、ニュンフェンブルグが創設260周年を記念して、18世紀の人形を復刻。世界のデザイナー16人が手がけた服を着せて、7月にパリ市内で披露した。コメディーの俳優をイメージしたクラシックな人形たちが、個性的でモダンな衣装をまとって生き生きとよみがえった。

 デザインを依頼されたのは、パリ・オートクチュールに参加するクリスチャン・ラクロワやマウリツィオ・ガランテら。それに、英国や日本などからもデザイナーが加わった。

 ラクロワのドレスは、手描きの植物柄を全面にあしらったロング丈。ヴィクター&ロルフは黒ずくめで、滝沢直己は東京ストリート風のデニムのスーツだ。ヴィヴィアン・ウエストウッドはカラフルな道化師スタイル。ロンドンで注目のガレス・ピューは黒白の抽象柄で全身を覆った。

 人形は一体を製作するのに、2週間もかかる。微妙な指先の角度や顔の表情に、70種類の微妙な色を使い分けた多彩さも見ものだ。

 企画した同社の広報担当者は「細心の注意をもって芸術性を追求した手作りの人形は、オートクチュールと通じる。殺伐とした、いまの社会の中で、その価値を見直す時期ではないか」と話した。(編集委員・高橋牧子)

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