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0.1ミリの差に心砕く セイコーの時計デザイナー 渡部力

2009年5月5日10時33分

 長年、時計メーカー・セイコーとコラボレーションしてきた。1月に発売した電池交換不要のソーラーウオッチについて聞いた。

    ◇

 01年から「使う人のために時計をつくる」を追求してきた腕時計シリーズ「RIKI WATANABE COLLECTION」を手掛けています。最初のモデルで特にこだわったのが、文字盤のアラビア数字でした。米国の放送局がコーポレート・アイデンティティー用にデザインしたもので、活字になっていない状態で使わせていただいた。これほど見やすく美しい文字を他に知りません。

 腕時計は文字盤の色や文字の大きさ、針の太さなど、コンマ1ミリの差でもまったく違う雰囲気になってしまいます。ああでもないこうでもないと1年くらい考えました。私にとって、かなり思い入れの強いシリーズです。

 コレクションは今、54モデル。1月発売のソーラーウオッチは1972年に手掛けた、日比谷の第一生命ビル脇に立つ「ポール時計」のようなモニュメント性を目指しました。記号的でシンプルなデザインを意識しています。幅広い年齢層で購入されているそうですが、一緒に企画したのが私のひ孫のようなセイコーの女性社員。ユニバーサルウオッチの名にふさわしい腕時計なのです。(ライター・坂口さゆり)

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