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高田賢三さん心機一転 絵画や創作活動広げる

2009年5月6日10時33分

 フランス在住のデザイナー、高田賢三さん(70)が、「70歳を機に、裸になってゼロからやり直す」と、20年間暮らしたパリ・セーヌ川右岸の邸宅を売却したことを明らかにした。99年に一線から退いたが、「人生のページをめくる。ファッションの新しい仕事も計画している」と語る。

 邸宅は、パリでは異色の和風の建物として知られた。竹や桜が茂り、池でコイが泳ぐ庭園もある。公私のパートナーだった故グザビエ・ドゥカステラさんと一緒に計画、日本の工務店も呼び寄せて建築し、89年に入居した思い出深い建物だ。

 もともと引っ越し好きで、60年代から暮らすパリだけで約20回を数える。近く左岸の新居に引っ越す。久しぶりの一人暮らしだ。美術収集品の競売を6月に計画しており、「身軽になるから、また引っ越しできるかもしれない」と笑った。

 デザインについては「やめるとかえって、仕事がしたくなる」と語り、仏企業と一緒に新作コレクションを計画中。「ショーをするつもりはないが、小さな仕事を大切にやっていきたい」と話す。

 絵画にも活動の場を広げている。今月、アルゼンチンで展覧会を開いたところ取材が殺到、現地の雑誌の表紙にもなったという。(パリ=飯竹恒一)

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