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ジャガー・ルクルト マスター・ウオッチメーカー 1300の部品 気が抜けず

2010年7月27日11時7分

写真:ジョエル・コルディエ 48年フランス生まれ。90年に入社し、00年から現職拡大ジョエル・コルディエ 48年フランス生まれ。90年に入社し、00年から現職

 スイスの名門時計ブランドで超複雑モデルの製作に携わる時計師の最上級職の1人。限定モデルの日本初上陸にあたり来日した。

    ◇

 ジャガー・ルクルトは、約200人の時計師を擁し、一貫生産できる「マニュファクチュール」です。新作のプロトタイプを作る担当は私を含め3人だけ。実際に作ってみて、設計の変更を求めることもある。私たちが認めない時計が世に出ることはありません。

 小さいころから、マッチを使って模型を作るなど、静かな環境で細かい作業をするのが好きでした。14歳で時計会社の見習いになり、仕事の傍ら専門学校に通って技術を身につけました。必要なのはまず時計づくりへの情熱。そして集中力。冷静さも大切です。

 いわゆる複雑時計で約400ある部品が、今回手がけたハイブリス・メカニカのグラン・ソヌリには1300以上あり、数々の複雑機構を搭載しています。完成に1年半。毎日がプレッシャーでした。特に時刻を知らせる音色が美しく正確に奏でられるようにするために、神経を使いました。

 若い時計師の指導もしながら、次の新作も完成に近づいています。求められる限りは働きたい。根底にあるのはやはりパッション。そしてブランドの誇りだと思います。(菅野俊秀)

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