現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. ファッション&スタイル
  4. 話題
  5. 記事

仏で修行10年、ブランド展開 デザイナー・中西恵美さん

2010年8月5日14時52分

写真:デザイナーの中西恵美さん(36)拡大デザイナーの中西恵美さん(36)

 淡い黄やピンクのブラウス、黒のコート。シンプルな中に控えめなフリルが効いている。フランスの老舗(しにせ)ファッションブランドで10年間イラストレーターを勤めてきたが、デザイナーへの転身を志し、ブランド「Emi NAKANISHI」を始動。今春、初の展示会をパリと東京で開いた。

 フェミニンな作品のイメージと裏腹に、取材にはボーダーTシャツにジーンズ、スニーカーで現れた。「いつもラフな格好ですが、自分の着たい服を作っているつもり。『正反対のものは引かれ合う』というフランス語の言い回しもありますし」

 出身は京都。短大卒業後、アパレル会社で働きながら大阪モード学園の夜間コースを卒業。1998年度の神戸ファッションコンテストでグランプリを受賞。副賞としてパリのオートクチュール校に1年間留学し、現地で職を得た。

 ファッションブランドのイラストレーターは、デザイナーが描いた服のデザイン画をもとに、展示会で配ったり資料として残したりするための絵を描くのが仕事だ。

 3年前、フランス人物理学者の夫と新婚旅行先のイースター島へ行った。そこで、医師や学者など多様な職業の人と出会い、「自分も人のためになる仕事を」と、デザイナーの道を選んだ。

 シャネルに長年勤めたパタンナーと組んで立体裁断の服を作る。当面は二足のわらじを履いて、半年ごとにパリと日本で展示会を開き、いずれは京都に店を持ちたいという。マネジメントや営業は妹の知美さん(33)が担当する。

 今秋にはパリのギャラリーで、映像など他分野のアーティストとの合同展示会をするほか、東京と関西で来年の春夏物の展示会も予定している。「日仏両国で作品を発表し、文化の懸け橋になりたい」と話す。(安部美香子)

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介