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職人技をバレエで表現 スカラ座とトッズがフィルム制作

2010年9月28日15時22分

【動画】 「An Italian Dream」のダイジェスト (トッズ社提供)

写真:ミラノ・スカラ座バレエ団により、トッズの職人技をイメージしたダンスフィルムが制作された。劇場内のボックス席も、踊りの1要素になっている拡大ミラノ・スカラ座バレエ団により、トッズの職人技をイメージしたダンスフィルムが制作された。劇場内のボックス席も、踊りの1要素になっている

写真:若手ダンサー13人による、流れるようなコールド・バレエが見もの。肉薄したアングルも拡大若手ダンサー13人による、流れるようなコールド・バレエが見もの。肉薄したアングルも

写真:ジャンヌサ・スキャボーニによる、縫い目や針の動きなどを表現した振り付け拡大ジャンヌサ・スキャボーニによる、縫い目や針の動きなどを表現した振り付け

写真:床底の丸穴から伸び上がるダンサー拡大床底の丸穴から伸び上がるダンサー

写真:ドライビングシューズなどの靴底に埋め込まれたラバーペブル(ゴム突起)は、トッズのシンボル(写真はすべて同社提供)拡大ドライビングシューズなどの靴底に埋め込まれたラバーペブル(ゴム突起)は、トッズのシンボル(写真はすべて同社提供)

 オペラとバレエの殿堂ミラノ・スカラ座と革製品ブランドのトッズが連携し、アートフィルム「An Italian Dream(イタリアの夢)」を制作、ミラノコレクションの開催に合わせ、23日から同社のウェブサイトで公開している。

 同社は今後1年間、スカラ座のスポンサーを務めることになっており、スカラ座バレエ団によるオリジナル作品を劇場内全域を使って撮影した。同社の職人技をモチーフに採り入れたダンス作品で、振り付けは今注目のジャンヌサ・スキャボーニ。

 フィルムでは13人の若手ダンサーが、白いシフォンをまとい、トッズの製品を作る上での様々な課程を美しい動きで表現している。両腕を滑らかに絡める動作は、職人が2枚の革を縫い合わせる針の動きを、多くの穴が開いた床底から次々に顔を出して伸び上がる様子は、職人がトッズの代表作ドライビングシューズなどの裏にあるゴム突起をはめこんでいる所を思い起こさせる。

 スキャボーニは「針と糸が二つのものをつなぎ合わせて物に生命を吹き込むように、ダンサーたちを有機的に調和させることで、新たなものを生み出したかった」と語る。普段はステージの上で踊るダンサーたちだが、フィルムでは赤いビロードのソファが敷き詰められた1階客席でも舞い、ボックス席のバルコニーからも身を乗り出してパフォーマンスを披露している。

 監督を務めたドイツ人演出家マティアス・ゼントナーは「スカラ座とトッズ、その共通点は、すべてがハンドメードなこと。様々な舞台装置、衣装、照明、音楽。この劇場内には職人のすべてがある」。縦横無尽に動き回るカメラワーク、ダンサーに肉薄したアングル、そしてドラマチックな曲調と、技巧を駆使して、踊り手の情熱を前面に出したエモーショナルな作品に仕上がった。(アサヒ・コム編集部)

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