2011年7月14日16時35分
メルセデス・ベンツは14日、東京コレクションなどを中心行事とする「東京発・日本ファッションウイーク(JFW)」の冠スポンサーになることを発表した。この日までに基本合意を締結、今年10月に開く第13回JFWから複数年にわたり「メルセデス・ベンツ・ファッションウイーク東京」と称するという。
ベンツ社は、「クルマもファッションも自分を表現するという意味では共通点がある」として、ニューヨークをはじめ、ベルリンやモスクワなど世界各地のファッションウイークで冠スポンサーを務めている。グローバル戦略の一環として今回、アジアでのファッション拠点である東京に目を付けた。
一方、JFWは2005年から東コレなどを主催してきたが、09年に事業仕分けのため国からの補助金が大幅に減額され、昨年から世界有数のマネージング会社IMGを通してスポンサーを探していた。JFWの今年度の運営費約8億円のうち、コレクション運営費は約6億円。国からの補助金約1億円を差し引いた残りの約5億円をベンツ社をはじめ一般企業からの協賛でまかなうことになる。
東コレのメーン会場である六本木ミッドタウンの向かいには今月16日から、メルセデス・ベンツのショールームを兼ねたカフェが開店することになっており、クルマとファッションとの結びつきがますます強まりそうだ。(アサヒ・コム編集部)