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2012年1月20日11時52分
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【時計の祭典ジュネーブサロン】(2)ラグジュアリー・スポーツ

写真:(写真1)オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク復刻モデル」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径39ミリ。6月発売予定。183万7500円(税込み予価)拡大(写真1)オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク復刻モデル」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径39ミリ。6月発売予定。183万7500円(税込み予価)

写真:(写真2)IWC「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ“トップガン・ミラマー”」。自動巻き、セラミック、ケース径46ミリ。4月発売予定。114万9750円(税込み予価)拡大(写真2)IWC「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ“トップガン・ミラマー”」。自動巻き、セラミック、ケース径46ミリ。4月発売予定。114万9750円(税込み予価)

写真:(写真3)IWC「パイロット・ウォッチ・ワールドタイマー」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径45ミリ。4月発売予定。87万6750円(税込み予価)拡大(写真3)IWC「パイロット・ウォッチ・ワールドタイマー」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径45ミリ。4月発売予定。87万6750円(税込み予価)

写真:(写真4)パネライ「トゥットネロ ルミノール 1950 スリーデイズ GMT オートマティック チェラミカ」。自動巻き、セラミック、ケース径44ミリ。今秋発売予定。127万500円(税込み予価)拡大(写真4)パネライ「トゥットネロ ルミノール 1950 スリーデイズ GMT オートマティック チェラミカ」。自動巻き、セラミック、ケース径44ミリ。今秋発売予定。127万500円(税込み予価)

写真:(写真5)パネライ「ラジオミール 1940 オロロッソ」。自動巻き、レッドゴールド、ケース径47ミリ。今秋発売予定。パネライブティック限定100本。451万5000円(税込み予価)拡大(写真5)パネライ「ラジオミール 1940 オロロッソ」。自動巻き、レッドゴールド、ケース径47ミリ。今秋発売予定。パネライブティック限定100本。451万5000円(税込み予価)

写真:(写真6)ボーム&メルシエ「ケープランド フライバック・クロノグラフ」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径44ミリ。4月末発売予定。66万6750円(税込み予価)拡大(写真6)ボーム&メルシエ「ケープランド フライバック・クロノグラフ」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径44ミリ。4月末発売予定。66万6750円(税込み予価)

写真:(写真7)ボーム&メルシエ「ハンプトン」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径32×45ミリ。4月末発売予定。30万9750円(税込み予価)拡大(写真7)ボーム&メルシエ「ハンプトン」。自動巻き、ステンレススチール、ケース径32×45ミリ。4月末発売予定。30万9750円(税込み予価)

 高級腕時計を大きく分類すれば、高度な複雑機構や宝飾系は別として、2針または3針のベーシックなドレスウオッチ、GMT(第二時間帯表示)など付加機能を備えたプチ・コンプリケーション、そしてスポーツウオッチの3種類にまとめられるだろう。

 このうちスポーツウオッチはストップウオッチ機能を持つクロノグラフが代表的だが、パイロットウオッチや、防水性能の高いダイバーズウオッチなど様々なタイプがある。性能・品質、そしてハードな使用にも耐える堅牢性はもちろんだが、デザイン的にも洗練されていることが高級腕時計ならではの特徴といっていい。スーツ姿にもフィットする、エレガントなクロノグラフやダイバーズモデルも珍しくないのである。

そんな魅力を持つ優れたスポーツウオッチを、ジュネーブサロン2012の会場からピックアップしてみた。

◆オーデマ ピゲ 「ロイヤル オーク」誕生40周年

 1875年に創業。ミニッツリピーターなどの複雑時計で高い技術力を誇る老舗ブランドだが、1972年に八角形のベゼルを備えた「ロイヤル オーク」を発表。このモデルがラグジュアリー・スポーツウオッチの先駆けになったといわれる。以来、ロングセラーとして多種多様なモデルが発表されてきたが、2012年は誕生40周年となる。

 これを機として、自動巻きムーブメント「3120」搭載モデルのケース径を39ミリから41ミリにサイズアップするなどラインナップの見直しが行われた。パワーリザーブ表示を備えた薄型トゥールビヨンなども発表されたが、初期の復刻モデルに注目したい(写真1)。「AP」のロゴマークを6時位置にするなど、発表当時のデザインを忠実に再現している。シースルーのケースバックから見える、ロゴと社名とグランドタペストリーをアレンジした自動巻きのローターが40周年記念復刻モデルのサイン。ケースも薄くなっており、鮮やかなブルーのダイヤルが印象的。

◆IWC「パイロット・ウォッチ」のバリエーションを拡大 

 スイスにはフランス語を中心的に話す地域とドイツ語が一般的な地域などがあるが、時計のブランドでは数少ないドイツ語圏のシャフハウゼンに本社を持つのがIWCである

ジュネーブサロンでは、一昨年が「ポルトギーゼ」、昨年は「ポートフィノ」と特定のコレクションを対象にリニューアルを行ってきたが、今年はファンの多い「パイロット・ウォッチ」に焦点を絞り、バリエーションが大幅に拡大した。「人気の高いコレクションですが、ファミリーが少なかったのです」(プレス担当者)として、「トップガン」「スピットファイア」「クラシックライン」の3ラインに魅力的なモデルがそろっている。

 中でも「トップガン・ミラマー」は、マットグレーのダイヤルにベージュの針と分表示、これにカーキグリーンの布製ストラップを合わせてミリタリー・テイストを強調。ケースにはハイテクセラミックを採用するなど、意欲的な新作だ(写真2)。

 また、23の都市名が表示され、その時刻が瞬時に分かる「ワールドタイマー」(写真3)、「パーペチュアルカレンダー」や「スプリットセコンドクロノグラフ」もラインナップされている。こうした複雑機構を異色ともいえる「パイロット・ウォッチ」に搭載できることが、IWCの真骨頂といえるかもしれない。

◆パネライ マットブラックのオールセラミック・モデル

 イタリア海軍特殊潜水部隊のために開発されたダイバーズウオッチをルーツとするブランド。近年は完全自社開発のムーブメントが充実してきたほか、ケースなどの素材にも最先端の技術を駆使している。それを象徴する新作が「トゥットネロ」(写真4)で、ケースもブレスレットもすべてマットブラックのセラミック製。酸化ジルコニウムの粉末を素材として、長い時間をかけた複雑な工程で処理。ステンレススチールの5倍の強度にもかかわらず、ブレスレットの重量は20%ほど軽いという。GMT(第二時間帯表示)も便利な機構。

 歴史的なヴィンテージモデルのリファインも恒例となっており、今年は1940年代に作られた「ラジオミール 1940」をブティック・オンリー(限定100本)として発表した。ストラップの取り付け部分が現行のスチールワイヤーではなく、ケースと一体化したラグになっていることが特長。つまり、このケースにリューズプロテクターを付ければ「ルミノール」と同じスタイルになるわけだ。

さらに「ラジオミール 1940 オロロッソ」(同じく限定100本/写真5)は、ケースに同社初のレッドゴールドを採用。深みのある赤色になっているほか、プラチナを添加して酸化耐性も高めている。

◆ボーム&メルシエ 人気の「ケープランド」にブラックダイヤル

 1830年創業。スイスでも老舗のブランドだが、ラインナップの大幅な見直しに着手。これが成功して、特に昨年発表された「ケープランド・クロノグラフ」は高い人気を集めたという。このモデルはホワイトのドーム形ダイヤルだが、今年はブラックダイヤルにゴールド仕上げの針を組み合わせたバージョンが追加された(写真6)。外周にテレメーター(音源までの距離が分かる)、内周にもタキメーター(速度計)を備えたフライバック・クロノグラフだが、タキメーターの目盛りがデザイン上のアクセントにもなっている。皮革ストラップのマロンカラーとの組み合わせも大人の上質なテイストを感じさせる。水流で磨き上げられた小石のようなふくらみのあるフォルムも魅力的。

 最近リニューアルされた角型ケースの「ハンプトン」では、皮革ブレスレットに加えてブレスレットタイプが新登場した(写真7)。(ライター 笠木恵司)

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