2010年6月9日
ミナミのアメリカ村の南の外れに、セイロンライスという謎めいた食べものを食べさせるお店がある。一見すれば、喫茶店か、食堂かの区別もさだかではない、かなり年季の入った穴蔵のような雰囲気の店であるが、名物のセイロンライスはまさに、B級グルメの極みである。
カレーという範疇(はんちゅう)に入るようであるが、カレーのルーはシャバシャバで、カレー雑炊といった方が適切なのかもしれない。このルーがかなりスパイシーで、クセになること間違いなしの一品である。福神漬けをてんこ盛りすれば、スパイシーさも幾分(いくぶん)か和らぐが、純粋にその味を堪能して頂くことをお勧めする。普通サイズで450円、大でも550円、野菜スープと頼んでも千円で十分お釣りがくる。
ほかに、いずれもご飯とラーメンがつくAセット(トンカツ、670円)、Bセット(ハンバーグと魚フライ、800円)などもある。味と値段でリピーターになること間違いなしのお店である。
〈はし休め〉
お店ができて50年ほどになるが、店主自身もセイロンライスの名前の由来が分からないという、ミステリーなお店である。スパニッシュライスなるハヤシライス版もあるが、その由来も不明という。
(大阪まんぷく会会員・済生会中津病院部長 森山明宏)
ニューライト
大阪市中央区西心斎橋2の16の13 宝泉ビル1階。営業時間は11時〜21時。不定休。席数は21席(カウンター6席、テーブル15席)。店内には、吉本新喜劇の芸人さんら有名人の色紙が所狭しと貼(は)られている。電話06・6211・0720。
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