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ワインマニアのための二日酔い対策集

2008年4月28日

  • 筆者・亜樹 直

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(C)亜樹直 オキモト・シュウ/講談社「神の雫」第13巻(週刊モーニング連載中)

 本当に、これがなければもっとワインを楽しめるのに、といつもつくづく思うのが「二日酔い」だ。ワインマニアにとっては、この厄介な怪物をいかに飼い馴らすか、というのは真摯にして重要な課題だ。無論、我々姉弟もさまざまな方法で、この強敵と戦っている。ということで、今回は二日酔い対策の話。

「一番シンプルな防御策は、酔っぱらったまま寝ないことなんだよ」とは弟の弁である。酔っぱらうとそのままバタリと寝たくなるのが人情だが、これをやると睡眠中に内臓がアルコールを分解し続けるせいか、意外と熟睡できない。揚げ句、アルコール臭い寝汗をベットリかいて、悪夢とともに目覚めたりする。だから弟は、飲んだあとは風呂に入ったりお茶を飲んだりして、むりやりアルコールを飛ばして寝るのだという。確かに、そうした方が翌朝の目覚めが快適である。私も近頃は、飲んだ時は弟に習ってアルコールをトバシてから寝るように心がけている(ただし、意識がハッキリしていればの話だが……)。

 また、昔サントリー広報部の皆さんに教えてもらって以来、飲んだ後に必ず飲んでいるのが「セサミン」だ。特殊技術で1粒にゴマ千粒が詰め込まれているというこのサプリメント、酔い醒ましの効能を明示はしていないのだが、確実に効くと思う。少なくとも私の場合は、飲んだ後にセサミンを飲んでおくと、翌日の朝の爽やかさが格段に違う。ローヤルゼリー入りとかDHA入りとかさまざまな種類があるが、事情通によれば、一番シンプルな『セサミンE』が最も多くゴマが入っているので、最も効く、のだとか。

 サプリ関係では、友人が沖縄土産にくれた「琉球酒豪伝説」というのも、気に入って飲んでいる。「酒豪伝説」という名前も「大酒飲んで何が悪い!」という心意気が感じられて、スバらしい。これは沖縄県保健食品協同組合と琉球大学が共同開発した気合の入った健康食品で、春ウコン、白ウコン、紫ウコンに、なぜかサルノコシカケ(!)まで入っている。沖縄限定商品という触れ込みなので、そこらの薬局に売っていないのが残念だが、ネット薬局でなら購入できるようだ。

「これを飲んで寝れば二日酔いはありませんよ」と、時々ワインをご一緒させてもらうサイバー・エージェント藤田晋社長が薦めるのは、大塚製薬の経口補水液『オーエスワン』だ。液体サプリのような不思議な飲み物で、「脱水状態時の食事療法として」飲むべし、という能書きがついている。脱水状態は飲み過ぎと対極にあるもののような気がするが「確かに効く」と弟はいう。私も試してみたが、効くような効かないような……正直言って微妙なところ。ちなみに効能の中には「飲み過ぎに効く」という文言は見当たらない。

 さて先日、仕事でワインコラムニスト・葉山孝太郎さんにお会いした。毎日ボトル1本強を飲み続けている酒豪・葉山さんの二日酔い一撃アイテムは、『強力グットA』という薬である。グッドでなくグットなのは、多分「グッと効く」といいたいからだろう。葉山さんは、「渋谷の薬局でグットAください、というと店員が棚の奥から無言でソ〜ッと出してくるんですヨ」と、さも怪しい薬のように言うが、調べたところレッキとした医薬品のようだ。効能にも「宿酔」と書いてある。私は、しこたま飲んだ時のために早速、この薬を購入した。備えあれば憂いなし。これでもう二日酔いにはオサラバできるかも……。「でもさぁ、ワインをガバガバ飲んじゃったら、どんな薬も効かないよね」と弟。そりゃそうだ。当たり前の話だが、一番の薬はやっぱり「飲み過ぎないこと」に決まっているのである。

プロフィール

亜樹直(あぎ・ただし)

講談社週刊モーニングでワイン漫画『神の雫』を執筆。これは姉弟共通のペンネームで、2人でユニットを組んで原作を描いている。時に、亜樹直A(姉)、亜樹直B(弟)と名乗ることも。このコラムを担当するのは姉の亜樹直A。2人で飲んだワインや神の雫の取材秘話など、ワインにまつわるさまざまなこぼれ話を披露していく予定。

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