2008年4月16日
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菜の花のおひたし 撮影・大山克巳 |
菜の花のほろ苦さと小松菜の甘みを存分に楽しみましょう。「ポイントのひとつはゆでるときの水の量。たっぷりはいりません」と家庭料理研究家の土井信子さん。湯の量が多いと再沸騰を待つまでに、ゆで過ぎてしまうからです。
平たい鍋に水1カップほどを沸かしたら、赤ちゃんを寝かせるように菜の花をそっと横に入れます。いったん沸騰がおさまり、再び煮立ったら、ゆであがるころ。ちょっと熱いですが、親指と人さし指のツメの先で茎を挟んで硬さを確かめてください。ツメがすっと茎に入るぐらい。「菜の花がくにゃくにゃっとなったら台なしでしょう」。小松菜もゆで方は同じ。いのちは、そのころあいです。
菜の花の香りを味わうのですから、浸すだしはあくまで薄味。でも1カップのだしをわざわざとるのは面倒くさいですね。「ズボラな方法があるの」と土井さんが教えてくれました。透明な紅茶ポットに昆布とかつお節を入れ、熱湯を注ぎます。10分もすると、色が薄黄色に変わってきます。ほら、簡単にだしがとれました。縁が欠けた急須でも結構です。
今回は大阪・河内長野産の茎が長めの菜の花を使いました。「菜の花」はアブラナ科の野菜のトウが立ったものの総称です。紙に巻いて束ねたのを見ますよね。房総半島で多く栽培されていましたが、いまは各地でつくられているようです。手に入るもので作ってみてください。
小松菜の辛子あえも紹介しました。辛子はできれば粉で買って溶くのがお勧めです。やっぱり香りが違うのです。
◇栄養ワンポイント
菜の花は、季節感が味わえるだけでなく、栄養面でもお助けの食材。カルシウムの量は野菜の中でも多く、小松菜に次ぐほど。鉄分やビタミン、食物繊維にも恵まれている。ビタミンAの吸収がよくなるので炒(いた)めるのもおすすめ。今回はあえものなので主菜に油を使い、春らしい食卓にした。
献立例=サワラとタケノコのトウバンジャン炒め、新ジャガの煮ころがし、アサリのうしお汁、ご飯
(管理栄養士・宗像伸子)
■菜の花のおひたし
1人前16キロカロリー、塩分0.1グラム(かけしょうゆ分は除く)
【材料】(4人前)
菜の花1把200グラム、薄口しょうゆ小さじ1、だし(水1カップ、だし用昆布5センチ角1枚、かつお節ひとつかみ)
(1)菜の花は、茎のかたい部分を切り落とす。鍋に1〜1.5カップの水を入れ、煮立ったら、ひとつまみの塩を加え、菜の花を入れる。菜の花がまんべんなく湯につかるよう、はしで動かす。くれぐれもゆで過ぎない。
(2)ザルにあげ、手で軽くしぼって水気を切る。冷めたら3センチほどの長さに切る。
(3)ボウルにだし、薄口しょうゆを加える。ここに菜の花を入れてあえ、こんもりと盛りつける。かつお節を上にぱらぱらっとのせ、お好みでしょうゆ(分量外)をかける。
■小松菜の辛子あえ
1人前15キロカロリー、塩分0.8グラム
【材料】(4人前)
小松菜1把200グラム、練り辛子小さじ1、しょうゆ大さじ1、だし大さじ2
(1)小松菜もゆで方は菜の花と同じ。湯が沸いたらさっとゆで、ザルにあげる。冷めてから3、4センチに切る。
(2)練り辛子としょうゆ、だしを混ぜ合わせ、小松菜を入れてあえる。こんもりと盛りつける。
ご飯のお供にうれしい漬け物。心がほっとする手作り品や豪華なセットなど、こだわりの一品を取り寄せよう。
熱々のスープで楽しむめん類もいいけれど、これからの季節はサッパリした冷たいめんを楽しみたい!