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〈夏のカレー特集〉サバカレー

2008年7月24日

  • 教える人・浜田ひろみ

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サバカレー 撮影・大山克巳

 魚介のうまみのでたカレーもいい。材料はエビやホタテかと思いきや、料理研究家の浜田ひろみさんの提案は「サバ」だ。「相性のよさにびっくりです」。トマトを加えてさらりとした仕上がり。青魚特有のくせは消え、夏場のサバは脂が強くないので、くどさも残らない。樹脂加工の炒(いた)め鍋ひとつでできてしまう手軽さも魅力だ。

 ポイントは、まずクミンシードの風味。インド料理に欠かせないスパイスで、調理の初めに油で炒めると独特の香りが出る。肉や魚介、野菜など、どんなカレーにも重宝するので、常備をおすすめ。大きめのスーパーなら手に入る。

 次にサバの扱い。焼いたり揚げたりせず、カレーソースの中で生から煮込むことでうまみがソースに広がる。そして隠し味のヨーグルト。カレーと乳製品は相性よく、まろやかに。

 「カレーのおいしさは塩加減が左右します」と浜田さん。最後の塩は少しずつ、最低2回は味見しながら決めてほしい。

(聞き手・長沢美津子)

◆ご飯にも一工夫を

 「カレーは一皿に肉や魚、野菜が入り、栄養バランスが取りやすい。旬の食材で手作りを楽しんで」と管理栄養士の宗像伸子さん。カレー粉を使うレシピは、油の量の調節でカロリー減にもつながる。

 カレーの献立に合うサラダだが「生野菜にこだわらないで」。カボチャやインゲンをゆでて、さっぱりしたドレッシングをかけたり、炒めたズッキーニやゴーヤを添えたりしても、野菜たっぷりに。

 わいた食欲に水をさすようだが、ダイエット中なら、ごはんの食べ過ぎに気をつけて。「一食を茶わん一杯強の200グラムまでに抑えましょう」

 「ごはんもスパイスでひと工夫を」とエスビー食品の濱畠啓子さん。米3合に対してターメリックを小さじ半分〜1杯。浸水した米に混ぜて炊けば黄金色に。クミンシードなら小さじ1〜2杯を油の中でパチパチいうまで熱して加えて炊くと独特の香りだ。

レシピ

1人前592キロカロリー、塩分2.8グラム

【材料】(4人前)

サバ4切れ(計350グラム)、トマト水煮1カップ、タマネギ大1個、ニンニク1片、ショウガ1片、唐辛子1本、プレーンヨーグルト2分の1カップ、クミンシード小さじ1、カレー粉小さじ2、固形スープ1個、水2カップ、オリーブオイル小さじ2、塩小さじ1、しょうゆ小さじ2分の1、コショウ少々、ごはん1人前200グラム

(1)タマネギを縦半分に切り、繊維にそって薄切りに。ニンニク、ショウガはみじん切りにしておく。

(2)サバは腹骨をそぎ二つに切り、軽く塩をふる。

(3)樹脂加工の炒め鍋にニンニク、ショウガ、唐辛子、オリーブオイルを入れて弱火で炒める。香りが出たらクミンシードを加え、パチパチはじけたらタマネギを加えて強めの中火で炒める。あめ色になるまで約10分、タマネギを炒める。

(4)カレー粉、トマトの水煮を缶汁ごと加え、木じゃくしでつぶす。泡立て器でなめらかにしたヨーグルト、水、固形スープ、塩小さじ半分を入れて全体を混ぜ、中火で約10分煮込む。

(5)サバを入れ、さらに10分ほど煮込む。

(6)表面に油分が浮き、全体につやがでたら、しょうゆを加え、塩、コショウで味をととのえる。

プロフィール

高城順子 (たかぎ じゅんこ)
料理研究家。大阪府生まれ。和・洋・中の専門家に師事した後、料理教室の講師を経てフリー。雑誌、テレビの料理番組などで活躍。

プロフィール

根岸規雄 (ねぎし のりお)
ホテルオークラ東京総料理長。埼玉県生まれ。61年同ホテルに入社、フランス料理に取り組み、01年に総料理長に就任。

プロフィール

浜田ひろみ (はまだ ひろみ) 
料理研究家。岡山県生まれ。大手家電メーカーに勤務後、独立。クッキングスタジオを主宰し、料理指導のほか食品CM制作にも参加。

プロフィール

土井信子 (どい のぶこ)
家庭料理研究家。大阪府生まれ。故土井勝氏と結婚、料理学校を開設。夫の死後閉鎖し、現在は高齢者向け教室などで教える。

プロフィール

宗像伸子 (むなかた のぶこ) 
管理栄養士。東京都生まれ。病院の栄養部勤務の後、独立。病院や企業の栄養コンサルタントのほか、テレビや雑誌で健康を維持する食事を解説。
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