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ロールビーフシチュー

2008年12月17日

  • 教える人・根岸規雄

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ロールビーフシチュー 撮影・大山克巳

 もうすぐクリスマス。「おしゃれな肉料理を」とホテルオークラ東京総料理長の根岸規雄さんにリクエストしたところ、「ロールビーフシチュー」を紹介してくれました。薄切り牛肉でマッシュルームの詰め物を巻いた、軽い煮込みで、フライパンで作る手軽さも魅力。「しっかり炒(いた)めたタマネギとマッシュルームが、フランスの味にしてくれます」と根岸さん。ソースもお手軽に市販の缶詰。ワインとトマトを加え、わが家風に変身させましょう。

 マッシュルームのみじん切りは、できるだけ細かくするのがポイントです。フードプロセッサーは繊維をつぶすので、できれば包丁で。炒める途中で出る水分がなくなる頃には、いい香りがしてきます。好みでシイタケと半量ずつにしてもいいでしょう。

 牛肉は、すき焼き用のもも肉を使いました。巻き簀(す)代わりのラップに、接着剤の役割の小麦粉を薄くふって、空気が入らないようにぴっちり巻き上げます。ソースの材料を加えたら、煮詰まりすぎに注意して仕上げてください。

 付け合わせは「イザベル風マッシュポテト」。根岸さんがフランスの家庭で習ったもので、ジャガイモを季節の野菜と一緒につぶします。ここではニンジン、カブ、カリフラワーの3種。それぞれの甘みと香りが混ざり合い、色もきれいでやさしい味です。

 ジャガイモ3個とニンジン150グラムは皮をむき、カリフラワーとカブ各100グラムを用意。すべてひと口大に切って、鍋に入れ、少量の水を加えてふたをし、やわらかくなるまで蒸し煮にします。熱いうちに裏ごししたら、生クリーム80ccとともに鍋に入れ、混ぜながら沸騰させて塩コショウで味を調えてください。

◇栄養ワンポイント

 薄切りの赤身肉が、キノコやタマネギでボリュームアップ。カロリーを抑えたい肉好きの人にも好ましいメニューだ。マッシュポテトの付け合わせは季節の野菜がたっぷりとれ、幅広い世代に向く。

 献立例=コンソメスープ、グリーンサラダ、ロールパン、みかんゼリー

(管理栄養士・宗像伸子)

レシピ

1人前294キロカロリー、塩分3.2グラム

【材料】(4人前)

 牛もも薄切り肉6枚(300グラム)、マッシュルーム20個、タマネギ半個、パセリみじん切り小さじ2、ドミグラスソース(缶詰)2分の1カップ、赤ワイン、トマトの水煮、水各4分の1カップ、小麦粉少々、塩、コショウ、サラダ油、バター

(1)マッシュルーム、タマネギをみじん切りにする。鍋にサラダ油とバター各大さじ1を弱火で溶かし、タマネギをねっとりするまで15分ほど炒める。途中で焦げそうになったら水分を足す。マッシュルームを加え、さらに炒める。出た水分がなくなり、よい香りがするのが目安。塩小さじ1とコショウで味を調え、パセリを混ぜる。

(2)ラップを敷いて塩小さじ8分の1とコショウ少々をふり、肉を1枚広げる。茶こしで小麦粉を少量ふって詰め物の6分の1量をナイフでのばす。巻き終わり側の1センチほどは残しておく。ラップの手前を持ち上げてゆるまないように肉を巻く。残りも同様に。

(3)フライパンにサラダ油、バター各小さじ2を中火で熱し、肉の巻き終わりを下に並べる。軽く色がついたら転がし、全面に焼き色をつける。赤ワインを入れて沸騰したらドミグラスソース、水、すりつぶしたトマトの水煮を加える。肉にソースをスプーンでかけながら煮込む。塩、コショウで調える。

(4)1本をふたつに切り盛り付ける。マッシュポテトを添える。

プロフィール

高城順子 (たかぎ じゅんこ)
料理研究家。大阪府生まれ。和・洋・中の専門家に師事した後、料理教室の講師を経てフリー。雑誌、テレビの料理番組などで活躍。

プロフィール

根岸規雄 (ねぎし のりお)
ホテルオークラ東京総料理長。埼玉県生まれ。61年同ホテルに入社、フランス料理に取り組み、01年に総料理長に就任。

プロフィール

浜田ひろみ (はまだ ひろみ) 
料理研究家。岡山県生まれ。大手家電メーカーに勤務後、独立。クッキングスタジオを主宰し、料理指導のほか食品CM制作にも参加。

プロフィール

土井信子 (どい のぶこ)
家庭料理研究家。大阪府生まれ。故土井勝氏と結婚、料理学校を開設。夫の死後閉鎖し、現在は高齢者向け教室などで教える。

プロフィール

宗像伸子 (むなかた のぶこ) 
管理栄養士。東京都生まれ。病院の栄養部勤務の後、独立。病院や企業の栄養コンサルタントのほか、テレビや雑誌で健康を維持する食事を解説。
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