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おやじの昼めし 京橋玉次郎のお品書き

「日本唯一」の本格的ブルガリア料理店 八重洲「ソフィア」

2011年6月21日

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名店ドンピエールがプロデュース

 八重洲ブックセンターの裏手にあたるビル。2階のところに看板が出ているが、少々上を向いて歩かないと普通の視線では見落としかねない。1階のカレー屋の看板はわかっていたが、2階のこの店は私も数か月間気が付かなかった。その分かりにくい階段を上ってゆくと、踊り場では琴欧洲の大きな写真が笑顔で出迎える。

 店の説明によれば「日本で唯一の本格的ブルガリア料理の店」だという。ブルガリア大使館公認で、プロデュースはフランス料理で知られたドンピエール。ブルガリアヨーグルトを“専売特許”とする明治乳業が資本参加しているという。なかなか毛並みの良いレストランといえそうだ。

 昨年10月に転居してきたばかりという店内は、清潔そうで鮮やかな赤のテーブルクロスが印象的だ。プロデュースしたドンピエールというレストラン、最近あちこちに関連店を見かける。料理はもちろんのこと、従業員教育や店内の印象づくりなど、全体としてプロデュースする腕っこきのデザイナーがきっといるのだろう。

初体験の料理

 店の素性はわかっても、ブルガリア料理というものは見たことも聞いたこともない。Aランチ800円を注文。サラダとメインとパンかライスかのセットになっている。メインは2種から選択だが、よくわからないので「比較的ポピュラーなほう」をたのむ。

 出てきたのはカヴァルマという料理で、「豚肉や鶏肉の角切りを玉ねぎやトマトなどを加えてワインで煮込み、土鍋に入れてさらにオーブンで焼く家庭料理」、と店の説明に書いてあった。

肩すかしのようにさっぱり

 濃そうな感じであったが、意外とさっぱりした味付け。シチュー風かと思ったが汁気はほとんどない。見た目からの想像と少し違うので、ちょっと拍子抜けの感じもする。食べ方にもよるのだろうが、パンやライスと一緒に食事として食べるには、もう少しきりっとした味の方が私は好きだ。

 日本の味噌汁も、母親の味などと一口に言うが、家庭によってそれぞれの個性がある。おそらくこのカヴァルマも、いろんな味付けがあるのだろう。単品のカヴァルマは1600円とあったが、それも同じ味なのだろうか。

思いはとりとめもなく

 30代半ばと見受けられる若い女性店長の国松さんによれば、42〜49の座席は個室から大小パーティーまで対応できるという。女性が安心して食事ができる店を心がけているという。

 ブルガリアの首都はソフィア。普通名詞としてのソフィアといえば知恵あるいは叡智のこと。仏語でいえばソフィーとなり、女性の名前などによく使われる。この名前からはいろんなことを思い出す。

 聴いているうちはわかったような気になっても、あとで考えると結局わからなかった哲学の単位。長じて同じ経験をしたのが一昔前のベストセラー「ソフィーの世界」。映画で泣き、原作を読んでさらに泣いたのが「ソフィーの選択」。

 ランチタイムの終わりに近い静かな店内。客は数人残っている女性たちと私だけ。思いはとりとめもなく広がり、食事よりも店の名が強く印象に残る今日のランチだった。  

【お店データ】

店名 SOFIA

中央区八重洲2−5−12 プレーリービル2F 〈地図〉 03−5200−0141

営業: ランチ  午前11時30分〜午後2時、

カフェ 午後1時〜午後4時、

ディナー 午後6時〜午後11時(L.O.午後9時)

日曜休み

<本日食したランチ>

Aランチ 800円

プロフィール

京橋 玉次郎(きょうばし・たまじろう)

 心身のリフレッシュに週2、3回スポーツジム通い。京橋・銀座・日本橋・八重洲・八丁堀界隈の雑食的な昼めし散策のほか、天気のよい日に肩の力を抜いてサイクリングに出かけるのも楽しみ。時には温泉泊まりの輪行で古い街道を走ったり峠を越えたりも。元大手マスコミに勤務、不規則で不健康な記者生活36年だった。好奇心強く少し天邪鬼。身長175センチ、A型。

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