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おやじの昼めし 京橋玉次郎のお品書き

モヤシ山盛り驚異のちゃんぽん 銀座「博多 慶州」

2011年7月12日

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なかなか麺が出てこない

 ちゃんぽん麺だが、名付けて「スカイツリー盛り」という。モヤシ炒めが、深めの皿の上にそそり立っている。下手に手を付けると崩れそうだ。「食べやすいように小皿をお持ちしましょうか」と、銀座生まれで銀座育ち、銀座中学卒業のホールマネージャーの門元千賀子さんが声をかけてくれる。しかし、ここは「男なら豪快に」と、意味のない見栄を張って「いやいや、このままで」。

 タワーを崩さないように、上の方からモヤシを食べ始める。いくら食べてもなかなか減らない。さらに食べるのだが、やはりなかなか減らない。「ちゃんぽん麺」の名前の通り、底の方に1玉の麺があるはずなのだが、なかなかそこに到達しないのだ。自分が草食系の動物になったような気分でひたすら食べ進める。

頑張ってやっと完食

 味付けが濃かったら途中でギブアップなのだろうが、比較的あっさり味なのでなんとか食べ続けられる。でも、3分の1を過ぎてきたあたりで、正直言うと減らないモヤシに少し食傷してきた。胡椒をふりかけ、一緒に炒めてあるさつま揚げや、真っ赤なかまぼこに気を紛らわせつつ、なんとか崩さずに麺を引き出せる状態にまで持ち込んだ。

 麺はやや太めのストレートで、もっちりしている。底にたまったスープとモヤシをからめて普通のちゃんぽんのように食す。しかし、この時すでに私の満腹中枢はほぼ納得していた。「残すべきか」とずいぶん迷ったが、頼んだものを残すというのは好きでないので、頑張って完食する。「数日分の野菜を食った」気がし、「夜までもたれそう」だった。

大盛りを食す女性も

 このちゃんぽん麺、頼んではみたが、食べきれずにギブアップする人もいるのではないかと思い聞いてみたが、そんなことは男女ともほとんどないという。それどころか、驚くべきことに数日前には大盛りを注文した女性がいたという。大盛りというのは、大きな皿に麺を2玉、モヤシもさらにたっぷり盛られる。

 門元さんはやんわりと「おやめになったほうが…」といったが、女性は何のちゅうちょもなく大盛りに挑戦。平然と食し、何事もなかったようにゆう然と出て行ったという。世の中というのは広いものだ。巨大ツリーをモリモリ食べ進める姿を見たいものだ。

博多から東京初進出

 この店は、本来は博多の名物料理であるもつ鍋と鶏の水炊きが売り物で、ちゃんぽんはいわばランチだけのメニュー。拠点の博多から一昨年の秋に、初めて東京へ進出してきた。マネージャーの門元さん以外は、店長をはじめ若いスタッフたちも九州からやってきた。対馬育ちの若者もいた。素朴そうな若者たちだ。

 歌舞伎座の裏の方角にあたる、比較的静かな通り。店内は漆喰風の真っ白な壁と真っ黒なむき出しの高い天井が印象的。鍋が売り物の店だから、テーブルにIHのヒーターが設置してある。テーブル席は30人ほどだが、奥に4人〜7人ほどの個室が数室ある。 

【お店データ】

店名 慶州

中央区銀座3−14−8 〈地図〉 03−6226−4566

営業:〔平日〕午前11時30分〜午後2時、午後5時〜午後12時(L.O.11時30分)

日曜休み

<本日食したランチ>

特製ちゃんぽん 780円

プロフィール

京橋 玉次郎(きょうばし・たまじろう)

 心身のリフレッシュに週2、3回スポーツジム通い。京橋・銀座・日本橋・八重洲・八丁堀界隈の雑食的な昼めし散策のほか、天気のよい日に肩の力を抜いてサイクリングに出かけるのも楽しみ。時には温泉泊まりの輪行で古い街道を走ったり峠を越えたりも。元大手マスコミに勤務、不規則で不健康な記者生活36年だった。好奇心強く少し天邪鬼。身長175センチ、A型。

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