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名醸造家とよばれる男たちが造る“気になるロゼワイン”2007年04月24日 気になるロゼ、名醸造家なる男たちは……ひとりはパトリック・レオン。フランスのCh.ムートン・ロートシルト、カリフォルニアのオーパス・ワン、チリのアルマヴィーヴァのワイン醸造に携わり、現在は息子ベルトランが所有するボルドー地方フロンサックの『シャトー・レ・トロワ・クロワ』でワイン造りをしています。
もうひとりはアラン・ブリュモン。フランス南西地方マディランの『ドメーヌ・アラン・ブリュモン』のオーナーで、“タナ種”という土着ぶどうから世界をアッ!と言わせる赤ワインを造り出した張本人です。マディラン育ちのおぼこ娘をあか抜けた美人に変身させた、とでも表現したくなるようなその手腕、お見事! ●人生の情熱をワインづくりにかけたパトリック・レオン 映画『モンドヴィーノ』を覚えていますか。ワイン界の重鎮(じゅうちん)が多数登場していたので、フランスのトップシャトー、ムートンも当然取材対象、当時最高醸造責任者だった蝶ネクタイ姿のパトリック・レオンもインタビューされていました。その彼も今はリタイアし、長年の夢だったぶどう畑をボルドーの右岸フロンサックに購入して、第2のワイン人生を楽しんでいます。 さて、気になるロゼの1本目は、パトリック・レオンが2月に来日した際、特別に「24本」だけ持ってきた『Ch.Les Trois Croix Rose Fronsac2006(シャトー・レ・トロワ・クロワ・ロゼ・フロンサック2006)』。樽で熟成中の赤ちゃんのようなワインを瓶に詰め込み、運んできたのですが、いや〜ぁ、素晴らしいのひとこと。 赤ワイン造りの達人である父親の助言を受けて息子が完成させたロゼは辛口で味わい深く、旨味(うまみ)があって目を瞑(つむ)って飲んだら、思わず「赤ワイン!」と叫びたくなるくらいです。メルローとカベルネ・フランの2種類のぶどうを使い、セニエ法で仕込んでいます。弟がお姉さんの結婚式のために造ったスペシャルな、ファミリーの思いが込められたワインと言えます。 ●アラン・ブリュモンのワインに魅せられたトム・クルーズ 「トム・クルーズさんを知りませんでした」。こう語るのはアラン・ブリュモン。彼はハリウッドの大スターより、著名なワイン雑誌に自分が造るワインが取り上げられて高い評価を得ることのほうが好きみたいです。 ブリュモンが教えてくれたウソのようなホントのお話……。彼のワイナリーにワインを買いに来ていた年配の女性がいました。たまたまその場に居合わせたトム・クルーズが親切心からワインを車まで運んであげたのですが、別れ際、何と、その婦人はチップとしてトムに10フランを手渡そうとしたとか。当然、彼は断りましたが、ポーターと間違えての所業。アンビリーバブルなことです! その時のことを、ブリュモンは「トム・クルーズさんは10億単位の契約ならするけど、10フランではしないと笑っていたよ」と。 ●ロゼワインを見直すチャンス アメリカで開催されていたワインの試飲会で、ブリュモンのワインをテイスティングし、それがキッカケで、トム・クルーズはドメーヌを直接訪問するくらいワインがお気に召したようです。さて、そのブリュモンが造るロゼの名は『Gascogne Rose2006(ガスコーニュ・ロゼ2006)』です。4月初旬に行われたセミナーで試飲をしましたが、ぶどうの果実味が豊かで、飲んだ後、上品な酸味が口中に広がり、和食(すしや天ぷら、しゃぶしゃぶならポン酢で)にピッタリ合うロゼだと感じました。 ●ミッシェル・ゲラールの『レ・プレ・ドゥジェニー』で扱う希少ロゼ 最後に……、ミッシェル・ゲラールと言えば、南西地方にある唯一の三ツ星レストラン『レ・プレ・ドゥジェニー』の著名なオーナーシェフです。ブリュモンとも交流があり、先の『ガスコーニュ・ロゼ』も「レストランで供出するオリジナルのロゼが欲しいという要望があって造ったワインなんだ」と話していました。 5月に『Rosa La Rose2005(ローザ・ラ・ローズ2005)』が初上陸しますが、このロゼもゲラールのレストラン御用達です。生産量はわずか4500本という希少ワイン。こちらはゲラールとピエール・リュルトン(Ch.シュヴァルブランやCh.ディケムの総支配人)と、ジャン=クロード・ベルエ(Ch.ペトリュスの醸造責任者)という錚々(そうそう)たるメンバーとのコラボから生まれたロゼワインです。21世紀は、ロゼワインから目が離せません!
〈お薦めワイン〉 ■パトリック・レオン
■アラン・ブリュモン
■以下、4本のワインは07年5月1日発売予定。 ※問い合わせ先:三国ワイン(株) 03−5524−1392
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