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カタルーニャ州のワインはガウディのラベルから弾ける泡まで2007年08月28日 ワインの生産量は世界第3位、ぶどう栽培面積は世界一の国と言えば…スペイン!
広い国土にはたくさんのワイン産地があります。前回はスペイン南部アンダルシア州のシェリーをご紹介しましたが、今回は北東部カタルーニャ州に飛んでみましょう。この地にはガウディのタイルの絵柄をラベルにした白ワインやCAVA(カバ)と呼ばれる人気のスパークリングがあります。 ●ラベルにはアントニオ・ガウディの特徴的なタイルの絵柄が 国際都市バルセロナはカタルーニャ州の州都、人気のエリアなので世界中から多くの観光客がやってきます。1883年からガウディが設計に取り組んだといわれるサグラダ・ファミリア教会も大賑(にぎ)わい。昨年、私もミーハー気分で出かけてきました。エアコン付きのエレベーターに乗って65メートルまで上がると、塔にある見晴らしの良い窓からバルセロナの街並みがきれいに見えます。 宿泊していたホテルからすぐのところに、ガウディが手がけた世界遺産「カサ・ミラ」がありました。建造物を下から見上げながら、その曲線美に見とれていた翌日、この場所を会場にしてプレゼンテーションを行ったというワインに出会いました! ●不死の力を持つぶどうの伝説から カサ・ミラに魅了されていた翌日は、カタルーニャ州のワイン生産者として著名な、というより世界的な醸造家ミゲール・トーレスを訪問することにしていました。ワイナリー、ぶどう畑の順に見学し、さて試飲という段になって、あらら、ラベルに視線が! なんと絵柄はガウディ! 2002年に初デビューした『ネロラ』です。ラベルはガウディ生誕150周年を記念したもので、彼のパトロンだった富豪エウセビオ・グエル伯爵の名を冠(かん)したグエル公園のタイルの絵柄が使われています。ギリシャ神話に登場する伝説の畑『ネロラ』、多くの植物が植えられている中に、“不死の力を持つぶどう”があったことから、それに由来したネーミングだそうで、使用ぶどうはチャレロ80%、ガルナッチャ・ブランカ20%(赤はモナストレル&シラー)から造られたさわやかな飲み口のワインです。 ●CAVA! カバ! 洞穴! カタルーニャ州のもう1つの自慢はスペイン産のスパークリングワインCAVA、シャンパーニュと同じ瓶内2次発酵(「ワインの歳時記」のバックナンバー4月17日参照)で造られています。 カタロニア語で“洞穴”、“地下蔵”を意味する『CAVA(カバ)』、これはワインを保存しておくカーブが語源になっています。ワインになじんでまだ日が浅い人たちにワインのお話をすることが多いのですが、9割以上の方がしっかり覚えてくださるのが“カバ”。どうも動物園の河馬(かば)を連想するらしく、日本人にはなじみやすい単語のようです。 ●リーズナブルで応用が利く優れもの 世界的に泡物市場が好調な今、高級なシャンパンが良く売れています。ただ毎日泡物を楽しむとなると、高価なシャンパンだけを飲み続けるわけには行きません。そこで、お薦めしたいのがリーズナブルで飲みやすいCAVAです。 昨年の現地取材で何件かの生産者を訪ねました。印象に残ったのは「セグラ・ヴュータス」。バルセロナから南西40キロメートルのペネデスの村にあり、100年以上の歴史を誇る名門ですが、現在はフレシネ傘下(さんか)です。圧巻とも言えるびん貯蔵庫も醸造施設もきちんと整備されており、何より弾ける泡から丁寧な造りを感じ取ることができます。ちなみに、ブランド名は日本語で、“Segura(信頼できる)”と“Viudas(未亡人)”から成っているとか。 シャンパン・ハウスにはヴーヴ・クリコや、ルイーズ・ポメリーなど“未亡人”の活躍が目立ちますが、スペインのカバも同じ? おいしい泡物の陰に、未亡人パワーあり(笑)。 【お薦めワイン】 ガウディのラベルも魅力の白ワイン
トーレス社長お薦めのフルーティな白ワイン
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