現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. 食と料理
  4. コラム
  5. ワイン・シーズンを美味しく愉しむ
  6. 記事

ワイン・シーズンを美味しく愉しむ

11月のワイン・イベントはひとあじ違います!〈山梨編〉

2009年10月31日

  • 筆者 青木冨美子

写真秋の味覚! サドヤ農場では10種類以上の生食用ぶどうを栽培しています写真大勢の参加者で賑わった昨年の『勝沼新酒ワインまつり』風景 画像協力:勝沼ワイナリーズクラブ写真地域活性化のためにカラフルな冊子も発行しています写真登美の丘テイスティングセミナーに参加したカレッジ講座生 サントリー登美の丘ワイナリーにて写真ワイナリー訪問の面白さは非売品の特別醸造や数量限定のワインが試飲できること

 フレッシュ&フルーティーな“甲州”&“マスカット・ベリーA”の新酒は山梨県産ワイン新酒解禁日にあたる11月3日にリリースされます。ワイン産地では年に1度の収穫を祝い、様々な催しを企画していますが、特に和食が人気の昨今、わが国固有のぶどう品種である甲州を産出するワイン王国山梨県は注目できます。

■『勝沼ワイナリーズクラブ』が主催するイベント

 結成から23年目を迎えた勝沼ワイナリーズクラブには、日本ワインの旗振り役、三澤茂計社長率いるグレイスワイナリーや大村春夫社長の丸藤葡萄酒工業ほか、全部で10ワイナリーが加盟しています。

 毎年恒例の『新酒まつり』は、11月3日(火)の文化の日、10時から15時までの間、勝沼ぶどうの丘噴水広場で開催されます。参加費1000円(グラス付)で同クラブ10社の甲州種の新酒を体験。ワイナリーのオーナーや醸造家との会話を通して山梨県産ワインの真髄を感じ取れるはずです。途中スウィング・プロジェクトによる生演奏もあります。〈詳細はこちら〉

 11月19日第3木曜日は『日本ヌーヴォーを楽しむ会』が開催されますが、この日はフランス産ヌーヴォーの解禁日ですね。時間は19時から21時まで、会場は東京・渋谷『レストラン・アイ』。参加費8500円で、甲州ワインと山梨の食材を活かした料理を楽しめます。甲州に興味がある方で、なかなか山梨に行くチャンスがない方にお薦めしたい内容です。〈詳細はこちら〉

■産地を体感する『ワインツーリズム2009』

 ソフトツーリズムの笹本貴之社長が昨年から実施しているイベント。ワインツーリズムとは欧州における旅の一つのスタイルで、ぶどう畑に囲まれたワイン産地を散策しながら、その土地の料理を食し、ワインを飲んで楽しむことです。ワインツーリズム2009の参加ワイナリーは30軒。「当日は交通網を充実させて、散策のお手伝いを心がけたい」と笹本社長。

 ここでワイナリー巡りをする時の基本事柄を二つほど。まず、あいさつは忘れずに! 以前、尊敬するオーナー兼ワインメーカーがおっしゃっていたことが、「ワイナリーに黙って入って来て、黙って出ていかれると、こちらのモチベーションが下がってしまうので、無理してワインを買わなくても良いから、きちんとあいさつだけはして欲しい」。もう一つ、ツーリズムは履きなれたスニーカーがお薦め、ヒールはパスです。

 『ワインツーリズム2009』は11月7日(土)のみ、受付は8時30分から。参加費2000円。バスルートは塩山、勝沼の2コース、ワイン産地の史跡を巡るガイドツアー(無料)、ワイナリーを巡るガイドツアー(有料)他。要事前予約。〈詳細はこちら〉

■入門者に優しいサントリー登美の丘ワイナリーセミナー

 訪問当日は好天でしたが、残念ながら富士山はうっすらと見える程度。とはいえ、眼下に甲府盆地が一望できる素晴らしい景観は最高! 料理とワインを満喫できるスポットとして、また入門者にもわかりやすいワイナリーの案内&テイスティングセミナーとすべてにおいて納得できる構成になっています。

 サントリーの自家ぶどう園、登美の丘ワイナリーは1909年に小山新助が登美高原を買い入れ、「登美農場」を開園したところから始まりました。2009年の今年はちょうど100周年にあたります。そのため、10月31日から11月23日の土・日・祭日に開催される『新酒まつり』のほか、100周年ならではの限定イベントが企画されています。〈詳細はこちら〉

 最後に、マイカーだと楽ですが、ドライバーは飲酒ができないので、上記のイベントは電車かバスの利用をお薦めします。できたてのワインを現地でいただくと、ひとあじもふたあじも違って感じます。11月は澄んだ空気の山梨に出かけてみませんか?

その他イベント情報:ワインの丘 http://www.wine.or.jp/

【お薦めワイン】

  • サントリー登美の丘(白)2006
  • サントリー樽発酵甲州2007
  • サントリー登美の丘(赤)2007
  • サントリー 特別醸造カベルネ・ソーヴィニヨン・メルロ2001

プロフィール

青木冨美子(あおき・ふみこ)

NHK、洋酒メーカーを経て、現在フリーランス・ワインジャーナリスト
2009年5月シャンパーニュ騎士団「シュヴァリエ」受章
ワイン本の執筆や監修、企業向けのワイン講師。『昭和女子大学オープンカレッジ』、『ホテルオークラ ワインアカデミー』専任講師
1999年3月から2006年3月まで(社)日本ソムリエ協会理事。2003年3月から2009年3月まで、機関誌『Sommelier』の3代目編集長として活動。
著書に『おいしい映画でワイン・レッスン(講談社)』、執筆協力『ワインの事典(柴田書店)』、監修『今日にぴったりのワイン(ナツメ社)』など。2008年11月にリリースした『映画でワイン・レッスン(エイ出版社)』好評発売中!

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内
  • 大人のためのグルメガイド 豊富な店舗情報やたくさんの料理写真で行きたいお店がよくわかる。
  • 我が家のお弁当じまん、投稿募集中!

フード・ドリンク

写真

そろそろ鍋がおいしい季節!(10/27)

これからの時期、寒い夜は鍋を囲んで一家団らんの時間を楽しみたい。そこで今回は、肉や魚などの具材やタレが詰め合わせになった、手軽でおいしい各種鍋セットをご紹介。うどんや雑炊用のご飯も用意して、最後までじっくりと味わおう。

写真

お取り寄せできる人気のワインセット(10/20)

「いつもとちょっと違うワインを楽しんでみたい」「ホームパーティー用に何本かほしい」そんなときは、インターネット通販のワインセットを購入してみては? 味に折り紙付きの受賞ワインや、デザート気分で味わいたい甘口ワインなど、各ショップがさまざまなテーマで選んだワインのセットを紹介しよう。