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怖くない、怖くないインターナショナルレシピ


和・洋・中と並び、世界には美味しい料理が数多くありますよね。「食べたことはあるけど作り方を知らない」とか、「作ったこともあるけど何か物足りない」ってことないですか?ちょっとしたスパイスを加えることで、料理の味付けはガラリと変わります。スパイシーな料理からちょっと珍しいデザートまで紹介しましょう。

紅白どっちがお好き

2007年04月06日

ハンバーガーやホットドッグ、フライドチキンに始まりアメリカン・ファーストフードが当たり前のように食されるようになった現在の日本ですが、これ以外のアメリカ料理はどうでしょう?政治、経済等でかなり強いつながりを持つお国同士なのに、食文化となると今ひとつ互いの隔たりが大きいように思われます。

写真写真1
ニューイングランド・クラム・チャウダー レシピはこちらから
写真写真2
マンハッタン・クラム・チャウダー レシピはこちらから

1985年夏、初めてアメリカを訪れる機会があり、期待に胸を膨らませて飛行機に乗り込んだ時のことを今でも鮮明に覚えています。辻グループ校創設者である故辻静雄前校長のお供で、ハワイを起点としてロサンジェルス、サンフランシスコと巡ったのです。

その間、訪問先の領事館において数回お客様を招いての食事会があり、そのための料理制作は大変なものでした。けれど、マーケットへの食材の買い出しやレストランでの食事など、アメリカの食文化に触れることも多々ありました。

そんな中に、一日だけぽつんと「明日は何も予定が無いからディズニーランドにでも行って来なさい」と言われ、遊びにでかけた日がありました。ところが実際のところ、連日の料理制作の疲れの為か、行き帰りの車の中やディズニーランドの中でも足を止めた所では睡魔がおそいかかり、ずっと眠っていたようです。

しかし、こんな時でも職業意識というか貪欲というか食材や食べ物の味だけは、ずうっと舌の上に味の記憶として残っています。その一つがあの白くてスプーンを立てて手を離しても倒れないくらいドロッとしたクラム・チャウダーだったのです。砕いたソーダ・クラッカーをたっぷりとチャウダーの上にまぶし、あとはひたすらスプーンで口の中へ送り込む。疲れた胃袋にも優しく、しかも温かく、お袋の手料理のように感じました。

「アメリカにも、おいしい料理があるなあ!」と実感したものです。

ところで、クラムチャウダーには2種類あることをご存知でしょうか。

私が初めて味わったのは、マサチューセッツ州やメイン州スタイルの牛乳や生クリームで白く仕上げたニューイングランド・クラム・チャウダー(写真1)。これに対して、ロード・アイランド州やコネチカット州、ニューヨーク州あたりでよく食されているトマトの入った赤いチャウダーがマンハッタン・クラム・チャウダー(写真2)です。

あなたはどちらがお好きですか?


プロフィール

三木 敏彦(MIKI TOSHIHIKO)
辻調グループ校 フランス料理・エスニック料理専任教授。 辻調グループ校で教鞭をとるかたわら、フランスのレストラン「ブーリヨ」、ポール・ボキューズ」、「ジョルジュ・ブラン」にて研修。クリスチャン・ブーリヨ氏(M.O.F.)、ポール・ボキューズ氏(M.O.F.)、ジョルジュ・ブラン氏という一流の料理人に師事。
1992年よりエスニック料理の研究をはじめ、ベトナム、タイなどのアジア諸国をめぐり、またアメリカ合衆国を横断して、さまざまな民族の料理(エスニック料理)を現地で味わった。その経験から、和・洋・中だけでなく、世界にはおいしい料理が数多くあることを伝えたいと願っている。

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